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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第四章

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先輩の視線にちょっと、ドキリしながらも玄米茶をいただく。

玄米茶の湯気で、メガネが曇ったけど、気にしない。

うん! 生き返る!!



「ほんとにおいしそうに飲むね。」



先輩がクスクス笑いながら、私を見つめている。

なんだろう…

ムダにイケメン感がスゴい気がするんですが……

異性、ううん、同性にも見つめられる事がないから、なんか、緊張してしまうのだが?!

メガネをズリ上げながら、少し視線をずらす。



「お、おいしいですよ。 入れて頂き、ありがとうございます。」

「こちらこそ、どういたしまして。」



そう言って、先輩も玄米茶を飲む。

ふーって、一息つきながら、玄米茶を飲む先輩の様子を見ていると、なんか、ドギマギするな……

風邪でもひいたかな?

内心、独りごちながら、また、玄米茶をいただく。

生き返るわ〜

力がぬけていって、ヘニョリとなっちゃう……

ほぅ〜、おいしい。





「そうだ。 明日、仕事の後、会食があって、帰って来るのが遅くなるんだ…」

「ふにゃあ〜?」



突然、話しかけられて、ヘニョリとホゲーっとなっていた私は、素っ頓狂な顔と返事を返してしまう。

先輩は、驚いたように眼を見開き、マジマジと私を見ている…

私は、先輩を見、なぜ、見られているのか、わからず、首をコテンと傾けた。

その一連の動作を見た先輩は、ウッと洩らしたかと思うと、片手で顔を隠すと、狙ってる?、などと、うめきだした。



最初、訳がわからず、ホゲーっと先輩を見ていたが、自分の動作を振り返り、顔から火がでそうになり、慌てふためく。



「わ、わすれてくださーい!!」



と、叫んだ私です。





き、気お取り直して、先輩に話しかける。



「明日は、私も予定が入って出掛けないといけないので。」



先輩が驚いたような顔をしている。



「めずらしいね。」

「……」



そんなに、驚かなくても…?

って、ははは……、確かに、先輩が来てから、あまり、外に出てないや。

食料とか、買いに行くのも、先輩がしてくれていたから…



「あまり、出たくなかったのですが、担当さんに頼まれたので。」

「…」

「だから、ゆっくりして来て下さい。」

「あはは、ゆっくりは、ね…」

「?」



先輩は、少し浮かない顔をしたが、玄米茶を飲むとその表情は、消えていた。

私は、それ以上は、聞かず、ご馳走様、と言って、ダイニングを出たのだった。





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