表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第四章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/32

4

担当さんにボソッと言われていた事に気づかない私は、せっせとやりとりを済ませて、一安心。



「では、これで、失礼します。 胡桃先生?」

「はい。」

「執筆の妨げになるようなら、ご連絡、くださいね。」

「…は、はぁ。」

「最後に、もう一度、お聞きしますが、あの男性とのご関係は?」



私は、ポカンとして、担当さんを見る。

関係?

また?!

なして――!!



と、思いながら、「先輩と後輩なだけです!」って返した。



担当さんは、ちょっと、眉をさげて、そうですか、と答えると、少し残念そうな顔をし、帰っていった。



な、なんなんだ―

一体、何を言いたいのだろう?



そんなこんなで、疲れた私は、玄米茶が飲みたくなり、ダイニングに向かった。

ダイニングのドアを開けようと、手を伸ばすと、中から声が聞こえる…

仕事の電話かな?

邪魔したら、悪いよね、と思った私は、部屋に戻ろうと踵を返す。



すると、ダイニングのドアが開いた。



「もう、お仕事、終わったのかな?」



先輩がドアを開けて、佇んでいた。



「はい。 終わったので、お茶を飲みたいな、と…」

「じゃあ、用意するね。」

「いえ! 電話中だったのでは?」

「あぁ、大丈夫だよ。 俺も一休みしたいと、思ってたから……」



そう言って先輩は、キッチンでお湯を沸かし始める。

人様の台所なのに、様になってますね〜

私がボーっと見ていると、座れば、と言われる。

イスに座ると、鼻腔にホワッといい香りが届く。

玄米茶の香りだ――



私の前にそっと差し出された玄米茶に、思わず顔がゆるむ。

うん、いい香り。



そんな私を嬉しそうにみつめる、先輩の顔が目に入った。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ