どうしてこうなった? 1
すったもんだの同居(?)開始から、何日か過ぎましたよ。
何か起きるのかと心配をよそに、平穏な日々が過ぎてます…
っていうのも、先輩が忙しい人で、日中はほとんど、家にいない。
いたとしても、リモート会議をしてらっしゃる、iPadで。
先輩のいる部屋には、物がないから、その会議もリビングでリモートをされてます。
まあ、私自身、自分の部屋からあまり出ないしね。
顔を合わせるのは、少ないけど、なぜか、先輩が家にいると決まって、食事に呼ばれるので、否応なしに顔を合わせる事に。
私の事は、ほっておいてほしいけど、ユイちゃんの名前を出されるとね……
「長峰さんが、河森さんは、不規則な生活してるから、と…」
そう言われると、ぐうの音も出ない。
なので、ご一緒してます。
当たり障りのない会話をしながら、作ってもらった料理を食べさせてもらう………
な、なんか、ちょっと、私、ダメ人間ですか!?
だ、男性に料理を作ってもらうって?!
「せ、先輩、料理、無理してもらわなくても!」
「うん?」
「き、気を使うから、いいですよ? 私の分は!」
「……河森、料理、できる?」
ピシッ(怒)
「できなくは、ないです。 苦手なだけです!!」
思わず、叫んだ、私。
先輩は、クスッと笑うと、
「俺は好きでしてるから、気にしないでいいよ。 一人で食べるより、いいし。 そうだ!」
「……?」
「ここに住ませてもらってる間の、家賃の代わりだと思ってくれたら、いいよ?」
そう言って、笑い、手を伸ばすと、私の頬を軽くつねったのだった。
ウッ、なんで、つねられる?
それに…
そんな優しい目で、みつめられても……
なんて、思いながらも、やり過ごしていたのだった。




