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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第三章

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食器の片付けを先輩とふたりで、現在、しております。

料理を作ってくれたのだから、片付けは、私がします、いや、私の家だから、します!、と伝えたが、一緒にしたら、早く終わるでしょ、と言われ、洗い物をしてますよ。



それにしても、先輩、確かいいとこの坊ちゃんだった様な気がしたけど、料理や洗い物とか出来るんだ、とひとり内心、感心している私です。

ちなみに私は、料理は、苦手です、とドヤ顔で威張ってみる。



洗い物を終えた私達は、イスに座って、玄米茶を飲んでいます。

なんか、この先輩、出来る人で、食後のデザートなるものまで用意していて、それを頂いてますよ。



「懐かしいね、このお茶。」

「? そうですか? 普通の玄米茶ですよ。」



といっても、少しだけこだわっている。

原材料には、ね。

『玄米』を使用している玄米茶を選んでいるからね。

たいていの玄米茶は、『米』か『炒り米』となってるから、買う時は、注意して買っているのよね。



私は、玄米茶を頂きながら、デザートを頂く。

うん、美味しい!



「玄米茶を頂くと、大学時代を思い出してね。」



私は、先輩の言葉にハッとする。

そういえば…

先輩、私が入れた玄米茶、飲んだ事があったね、大学時代。




「そうですか。」

「うん。 また、君に会えるとはね…」



先輩は、そう言って、私をジーッと見つめる。

見つめられた私は、なんか、ムズムズし、居た堪れない気持ちになり、その反動で、キッと先輩を見てしまう。



「そういえば、先輩。 なんで、先輩がいろいろ、私にしてくれるんですか?」

「…?」

「ユイちゃんに頼まれたにしても…」

「言っておくけど!」

「はい?」

「長峰さんは、カノジョじゃないからな!!」

「はぁ。」



先輩のなんとも言えない圧に驚きながらも、わかりましたよ、と返事をする。

なにもそんなに、圧をかけなくても、ブツブツ。



「河森さん?」

「なんですか。」

「しばらく、こちらに、厄介になりたいんだけど?」

「へっ?」

「迷惑じゃなければ、いや、迷惑だとしても、しばらく、ここに居座せてほしい。」

「なんで?!」

「どうしても、お願いしたい!」



そう言って、先輩は、頭を下げる。



ど、どういう事――

しかも、私に拒否権、ナシですか―――!!





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