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自分家なのに、なぜか、緊張な面持ちで、リビングのドアを開ける。
すると…
ダイニングテーブルの上には、料理が並べられていて、自分家じゃないような……?
「うさぎさんのご飯、終わったのかな?」
私がボーっと、突っ立っていると、さわやかイケメンさんが声を掛けてきた。
「あ、はい。 それで、どち『じゃあ、ご飯にしようか。』」
ニコリと言われて、エッ、はい、とだけ、返した。
う、うーん、いいのかな?
とりあえず、イスに座わった。
「簡単な物だけど、どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
いただきます、と言って、いただく。
「そういえば、河森さん?」
「!」
私は名前を呼ばれ、驚く。
なんで、名前を知ってるの?!
なるべく、驚いた顔を隠し、イケメンさんを見る。
「はい…」
「俺が誰だか、わかる?」
悪戯っぽい笑顔を浮かべたさわやかイケメンさん。
私は、なんか、ちょっと、ムッとしたので、思わず、
「ユイちゃんの彼氏さん!」
と、声を張り上げて、答えた。
すると、さわやかイケメンさんの顔が、これでもかという感じに歪み、嫌そうな顔を浮かべたかと思うと、咳払いをし、ニッコリ笑うと、
「チ・ガ・ウ・カ・ラ!!」
と、全否定された。
そんなに、力を込めて言わなくても……
う〜ん、じゃあ、あんた一体、誰なのさーーー!
ここ最近、男の人の知り合いって、弟くらいしか、会ってないし…
??
私の頭が、このままでは、思考を停止しますよ?!
「ほんと、大学時代から、あまり変わってないね、河森さん。」
そういって、さわやかイケメンさんが、私を見た。
大学時代…?
今日、朝、玄米茶を飲んだ時を思い出す。
その時、突然、大学時代を思い出した事を。
うわっ、コワッ、何かのお告げ?!
そんな事を思ってるとは、知らずに、さわやかイケメンさんは、向かいの席に座って、ご飯を一緒に食べている。
なんか、前にもこの顔と、向かい合った事があった、な……?
「河森『宮永、せんぱい?!』の」
突如、口に出た言葉は、さわやかイケメンさんの言葉を遮ってしまう。
私は、驚いた顔を隠せずに、答えの真相を知る為、向かいに座っているさわやかイケメンさんの顔を見る。
さわやかイケメンさんの顔がうれしそうに、笑うと、
「正解。」
と返ってきた。




