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「じゃあ、長峰さん、彼女を僕が運ぼうと思うのだけど……」
「はぁ〜〜。」
お、大きなため息……
俺、彼女に何かしたかな?!
覚えてないけど。
「先輩、ここには、何で来たんですか?」
「あ、あぁ、車で来たよ。 だから、送っていけるかと思って、残ったんだよ。」
「そうですか…」
そういいながら、彼女は、寝ている人物の上半身を起こすと、背中やら髪についてる砂をはらう。
「ちなみに、長峰さん?」
「はい?」
「……彼女の家、知ってるの? 確か、河森さんだよね??」
「そうですけど、なにか?!」
「い、いや、な、なつかしいなと思っただけだよ。」
はあ〜、俺、ホント何かしたのかな?!
心の中でため息をこぼした。
俺は、彼女の側に近づいて、抱きかかえようと、手を伸ばす…
「先輩、抱える前に、せ、んんん、…ミーさんをちょっと、立たせる形で、持ち上げてもらえます?」
「……? 了解。」
そう言って、俺は、彼女の脇に手を入れると、ヨイッセっと持ち上げ、立たせた。
すると、長峰は、彼女の服に着いてた砂を払い落としていった。
「このくらいでいいかな? じゃあ、先輩、ミーさんをよろしくお願いします。」
「あ、あぁ。」
俺は、体勢を変え、彼女を抱きかかえる。
それにしても、よく寝てるな……
なんて、寝顔を見ながら、思っていると、
「先輩。」
と長峰に声をかけられる。
内心、ビクっとしながら、何かな?、と答える。
「ミーさんをぜったいに、落とさないで下さいね!」
「わ、わかりました!」
そう言って、俺は、駐車場に向かうのだった。




