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玄米茶の香りに、淡い想いをそえて  作者: みこくるみ
第二章

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13/32

3

「ねえ、あそこに、人が倒れていない?!」



しばらく歩いていると、メンバーの一人が前方を指さし、声を上げる。



目を凝らして見てみると、砂浜に人が倒れているのが見れた。



―死体か?



その時、メンバーの一人が駆け出す。

確か、前に看護師をしていると、言ってたかな…

なんとなしに俺も、駆け出す。



倒れてる人に近づいて、先に着いてたメンバーに声を掛けようとした時、



「ゲッ!? 先生?!」



女性らしからぬ発言に??

呆気に取られていると、女性は、しゃがみ、倒れている人の顔をペチペチと叩いて、



「先生! 先生! 起きてください! ここは、ベッドじゃないですよ?」



という。

先生?

知り合いか?



そういえば…

大学時代、彼女が、『先生』と呼んでいた人物がいたな……

まさか?!

ハッとした俺は、倒れている人物の顔を注視する。



「う〜ん、なぁに? ムニャムニャ……」



途切れていた寝息がまた、始まっている…

起きそうにないな、これは。



「長峰さ〜ん、大丈夫?」



残りのメンバーが近づいて来て、声を掛ける。

すると、呼ばれた彼女は、自分の背に寝ている人物を隠すようにするとニコリと笑った。



「大丈夫! 知り合いだったから、ついててあげようと思うから、みんなは、気にせず次の場所に行って? 私は、ここでお暇するわ、ごめんね。」

「ユイちゃん、離脱するの?」



手を合わせてゴメンねをする、長峰 唯。

そんな様子を見ていた俺は、思わず、



「悪いね、僕もここで失礼するよ。」



と、口を開いていた。



「ゲッ。」



声をした方を見ると、嫌そうな顔をした長峰が顔を背ける。

ははは…、き、嫌われているな……



「宮永先輩まで、いなくなるのですか?」



メンバーがざわつき始める。

俺は、ニコリと笑って、



「後の事はよろしくね。」



そう言って、幹事を見る。

促された他のメンバー達は、しぶしぶ、この場を去っていった。





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