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60.今日じゃなくてもいいのに

この回では、人によっては苦手な話題になるかもしれない事柄を書いています。

読み進めてみて、苦手な話題だ……となった方は離脱してください。


 領主会合。その名の通り、モウリディア王国の領主が集まる会合だ。領主会合と合わせて、各地の商会や組合などで商談会やイベントを開催するのがセットになっており、領主会合の外でお祭り的な位置付けで盛り上がる。

 領主会合自体は議題の内容により、短くて三日間、長いと七日間開催され、開催地でのお祭り騒ぎは開催期間前後七日間から十日間程度。

 今回シャーヤランで行われる領主会合は議題がみっちりあるのか七日間。開催期間が長いこともあって、商会や組合関係者向けの商談会も商業分野ごとに五つも開催され、一般消費者向けのイベントは、各地の名産品展示販売や郷土料理を堪能できるイベントが盛り沢山発表されている。

 商談会やイベントはシャーヤランの領都だけでなく、第二領都とも呼ばれる隣都や他の領内の街でも行われる。

 それぞれの街と街を飛ぶ定期船が三割増、大型輸送車両も二割増。街にある宿泊施設だけで対応しきれず、キャンプ場も大混雑。臨時宿として大型輸送船内宿泊プランまで登場したと聞いた。

 もともと観光地として人気のあるシャーヤランの領都周辺は、空前絶後の大混雑が訪れると戦々恐々……な状況すらも楽しんでいるというから商魂逞しい。


 サプライズ開催を予定しているチビのコンサートは領主会合の開催期間の三日目。

 会場は領主館の近くにある大きな公園で、野外コンサートだ。音楽コンサートや芝居などで使う施設などもある広い公園で、野外イベントもよく開催されている。野外コンサート用のステージと広場もあり、チビのサプライズコンサート画策前から、もともと音楽フェスティバルが行われることになっていた。

 音楽フェスティバルの目玉は国内外でも大人気のバンドの出演で、このバンドがチビのサプライズコンサートに協力してくれている。

 モモンドさんが替え歌を作り、チビが歌って管理所が笑いの渦となった曲がこのバンドのものだった。

 ダメ元でチビのサプライズコンサートについて相談の打診をしたら、驚かれ、笑われ、二つ返事で手伝ってくれることになった。何度も打ち合わせして助言も多くいただき、心強い味方を得られたのはとても幸運だった。


 野外なので天気が心配だったけれど、ここのところは早朝に小雨があるものの、日が高くなると止み、曇りときどき晴れの予報が続く。どうやらサプライズコンサートの日も大丈夫そうだ。

 そんなことを思いながら、とにかく落ち着け、落ち着けとタオル地のシーツに包まって蹲っている私。


「どう? 鎮痛剤効いてきた?」

「少しは」

「時間はまだあるから落ち着いて」


 ペニンダさんの言葉通りに体を弛緩させた。慌てても痛みは引かない。

 私が寝転がっているのは職員寮にある共同談話室の床。どこかから調達してくれたマットレスにタオル地のシーツを敷いてくれて、そこに横になっている。

 この共同談話室は私とリーダー、トウマが制服に着替えるために借りた場所。


 一週間くらい前、領主会合初日に私たち妖獣の相棒である三人にやってほしいという打診が降ってきた。

 その内容は本来、王族警護隊か正規の軍人の役目じゃないだろうかと思うもので、個人的には断りたい気持ちでいっぱいだったが断れるわけはなく、打診という名の命令とはこのこと。

 一昨日の打ち合わせでは王弟殿下ご夫妻とご面会する機会まであり、直接詳しい背景をお聞きすることになった。

 王弟殿下ご夫妻とのご面会を経て、心の中の葛藤も凪いだ。

 領主会合初日にやることになった役目を、私は何が何でもやり遂げたいと決意した。


 そして迎えた領主会合初日。

 一昨日の決意を挫く、この痛み。

 

 集合時間には早いけれど、朝食を職員寮の売店で弁当を買って食べようと山小屋からやってきて、駐車場に浮遊バイクを停車しているあたりで異変はあった……気はする。けれど、気のせいかなとその異変をないものとしてトコトコと歩き出し、やばいと思ったときは遅かった。

 生理がきてしまった。

 職員寮の裏口から建物の中に入ったものの、一気に襲ってきた痛みに共同談話室まで辿り着けず、腹を抱えて廊下に蹲り、通信端末を取り出してペニンダさんを呼んだ。ペニンダさんはリーダーとトウマも連れてきてくれてトウマが私を抱えて共同談話室へ。鎮痛剤を服用して横になった。

 何かの物音に意識が浮上し、モゾモゾと起きたのがついさっき。

 鎮痛剤が効いてきて、それでも痛いは痛いが、激痛に(うずくま)りたくなる痛さは襲ってこない。

 ゆっくりと起きたら敷いてあったシーツに小さな血痕。

 ガバっと膝立ちになってももう遅い。股下がビチョリと濡れた感覚。

 ペニンダさんがそっと新品の下着(パンティー)を差し出してくれた。一緒に差し出されたのは十二個入りの生理用品。朝まで安心夜用タイプ。


「シーツはそのままでいいわ。どうしようかと思ったけど、とにかく寝かせちゃったから」

「うううううっ、すみません、あとで払います」


 ビニール袋も持ってトイレに行き、急いで作業服を脱いで着替える。

 脱いでみれば山小屋から着てきた作業服の股の部分も生理の血で酷いし、パンティーはなかなかの血塗れ具合。

 パンティーはビニール袋に入れ、作業服は丸めて血痕部分を隠した。

 はっ! 待って、着替えがない!

 下着姿のままトイレから顔を出したら、ペニンダさんが苦笑いで汚れていないタオル地のシーツを渡してくれた。


「私もリリカがトイレに入ってから何も着替えがないことに気がついたわ。制服持ってくるからそれ巻き付けて待ってて」


 作業着とパンティーも洗濯機に放り込んでくるとペニンダさんが持っていってしまった。パンティーはもう捨ててもいいですー!


 ペニンダさんがいなくなってしまい、下着姿のままかぶっていたシーツを体に巻き付ける。

 寒くはないけれど落ち着かない。

 どうしようかと思ったら、ノック音とともにアビーさんの声。


「何もこんな日にこなくてもいいのにね」


 アビーさんの言葉に大きく頷きたい。

 生理がくる一週間くらい前にちょっと熱が上がるとか、食欲が増すとか予兆がある人もいるが、私はそういうのがわからない。そろそろかもしれないと生理用品をパンティーにセットしておくこともあるけれど、今回はその対策をしていなかった。


「熱はないので大丈夫です」

「気合い入れていたのは知っているけど、熱が出てたら今日の役目だって休ませるわよ」


 アビーさんは私の受け答えでどうやら大丈夫だと思ってくれたようだ。

 私の生理痛の最悪に酷いときは、熱が出て、下腹部を襲う激痛に立つこともできず、頭の中も痛いという感覚が占めて思考も低下。鎮痛剤を服用しても鈍痛が残り、腰に鉛の重りを埋め込まれたようになって這うような生活になる。

 あまりの酷さに婦人科疾患があるのでは? と心配になって診てもらっているが、臓器は至って正常。

 ストレスが大きいとぶっ倒れる痛みになると推測され、定期的にお爺ちゃん医とカウンセリングという名の愚痴吐き雑談の場をもらっている。

 ペニンダさんから連絡を受けて、アビーさんが持ってきてくれたのは湿布と腹巻き。

 酷い生理痛仲間のアビーさん、ほしいものがよくわかってる。とても助かります。

 私は生理がくると薄布一枚でもいいから腹を守りたくなる。その需要に応えた柔らか素材のこの腹巻きはアビーさんのもの。新品だとキツイので何回か身につけて少し緩くなっているのがいい。アビーさんとウエストサイズが近くてよかった。お借りします。


「落ち着いたなら今のうちに何か食べといたほうがいいんだけど、どう?」


 アビーさんが売店の買い物袋から出してくれたのを見たら、食べやすい軽食系が多かった。


「このスープいただきます。あとで払います」

「ペニンダさんよ」


 パンティーも生理用品も朝ごはんもペニンダさんに払わなきゃ!

 鎮痛剤が効いてきてもまだ鈍痛はあり、食欲はイマイチ。しかしここで何か食べておかないと、このあと空腹で気持ち悪くなるわけにもいかない。

 温かいものをお腹に入れたら痛みが緩和する感じがするので、野菜スープを談話室にある温熱機で温め直した。芋やニンジン、粗びきソーセージなど具材が大きくて食べ応えがあった。

 私が好きなねっとりとした芋団子のコロッケもあったけれど、食べたい欲求にお腹がついてこない。スープのみで止めて歯を磨き、ついでに顔も洗った。


 時間は朝の九時を少し過ぎている。

 本当だったら管理所から領主館に向かう舟のフォーメーションの最終打ち合わせに行かねばならなかったが、リーダーとトウマからあとで聞けばいいと言われて、アビーさんに髪を整えてもらった。

 そうこうしているとペニンダさんが平たい箱に入った制服を持ってきてくれたので着替える。

 試着の際、ズボンのウエストを少し緩めにしてもらってよかった。

 アビーさんに化粧をしてもらっていたらノック音。リーダーとトウマだった。


「大丈夫か? と聞いても大丈夫じゃないだろうが大丈夫か?」

「乗り切れます、大丈夫です」

「大丈夫そうだな」


 リーダーはこれまでにも生理の痛みで蹲ってどうにもならない姿を見せているので、私の表情や受け答えでわかってくれた。

 トウマは心配そうだが、こういうものだと言って流した。

 リーダーが今さっきの最終打ち合わせを教えてくれた。

 渡り鳥のV字隊列に似せた陣形を、チビの街デビューのときに乗ったゴンドラのような舟で作る。先頭中央の舟がリーダー、その斜め後ろ左が私で、右をトウマが務める。フェフェがリーダーの舟より先の最前最先端。私の舟の左をチビが飛び、オニキスはトウマの舟の右。

 戦場なら先鋒の位置が私たち三人と三匹。

 その後ろに王族警護が隊の舟や浮遊バイクに守られた陛下と王弟殿下の舟が続くので、全体だと矢印みたいになるフォーメーション。きっと報道撮影があちこちで撮るだろうから、あとで報道映像でどういう風になったのかは知りたいところ。

 事前の打ち合わせから変更点が一つだけあった。下の街の大通りに着いてからの高度だった。


「街灯ギリギリまで高度を下げるって結構低くないですか?」

「道にいる人から顔がよく見えるように、だとさ」


 陛下たちの気持ちはわかるけれど、観客と近いと警備が大変そう。これまでにもこういうパフォーマンスは多くやっていらっしゃるから対策は大丈夫ということなんだろう。

 私への共有をしたあとで、リーダーとトウマもそれぞれ衝立の向こうで着替え。

 上着のロングジレはここを出るときに着るので最後。今回は軍帽と指先がない手袋も身に着ける。これもあとだ。

 

「リーリーカー。元気になった?」


 窓からの明るさが翳ったと思えばチビが覗き込んできた。


「ぼちぼち〜」

「そっかー。何もしてあげられないけど、ほい、これ」 

「ん?」


 窓を開けて目の前に浮かんだのは、私のパンティー。続いていつも使う生理用品と、そろそろ捨てなよ〜と言われているワンピース。最後に浮かんできたのはどう見ても着古しているヨレヨレの腹巻き。


「! ──! ッ!」

 

 宙に浮かんでいたそれらを急いでかき集めたが、振り返ると呆れた顔のリーダーと、天井に顔を向けているトウマと、頭が痛そうなペニンダさんと、達観した表情のアビーさん。


「着替え~。必要かなーって。フェフェに合鍵渡して漁ってきた」


 ありがたいやら、ありがたくないやら。

 わたわたとワンピースでパンティーと腹巻きを包んで隠したら、クローゼットを漁ってきたフェフェが窓から入ってきた。


「わしが言うのもなんだが服を買え! まともな服がなくて、どれを持っていくかと頭を抱えたぞ!」

「そういうときは作業服でいいと思う!」


 フェフェにまともな服がないと言われたけれど、チビ舟に乗るときの防寒用の服とかリャウダーで着た水色のワンピースはまともなはず。あのワンピースはゴゴジを思い出してしまうので着ていないだけで、クローゼットにはあったはずだ。持ってこなかったのはチビがフェフェにあのワンピースがある理由を説明して除外したんだろう。そういうところは凄く気が利く。


「……なあ、わし、よく考えなくてもリリカが作業服とその制服以外の服を着ているのを見た記憶がないんだが?」


 フェフェ、そんなことはない、そんなことないよ、……多分。


「それと下着も買い替えろ。どれもこれもヨレヨ……モガッ!」


 ワンピースを放り投げてフェフェを捕まえて口を塞ぐ。言うな! あー! もー! 恥ずかしくて後ろを振り向けない!


「ねぇリリカ、まだそのワンピース捨ててなかったの? 買い直すって言ったのこの前の冬よね?」

「えっとー」


 アビーさんに床に放り投げたワンピースを拾われ、包んで隠したパンティーと腹巻きも見られた。ヨレヨレとヨレヨレでリーダーとトウマがいるのでアビーさんも丸めて握って隠してくれたけど、そこまで力強く握らなくてもいいと思う。


「もしかして、また苔の水槽代のために節約してる?」

「い、いえ、そういう、わけでは……」


 笑っているのに笑ってないアビーさん。

 普段の管理所暮らしなら作業服があれば事足りる。そうそう私服を着ることがないので、買う優先度は最低。破れなければ着れるし、ちょっとくらいの解れと破れなら適当に繕えばもう少し着れる。


「──そんな感じでリリカは服をぜーんぜん買わないよー。下着もー。服もさぁ『なんでそのチョイス?』って突っ込みたくなるレベルのを買ってくるし」


 チビが暴露。

 情報端末を見て知らぬふりとなったリーダーは私と同じ適当なタイプ。メイリンさんがリーダーの服を用意しているから酷いことにならないだけ。全身全霊で我関(われかん)せずの態度になっていた。哀れな部下を助けようと言う気は皆無。まあ、そうですよね。

 チビの暴露を聞いてどこか悟りの顔なのがトウマ。ここにきて、ようやく私も早急に下着を買い直さねばと気がついた。うわあっ! あのヨレヨレ下着を見られてしまった! 物凄く恥ずかしい!

 ……いや、そこまでヨレヨレではない、はず。リャウダーに行くときとシシダに行くときに買い替えたから、そこまでヨレヨレでは……な……ない……とは言えない。

 ううっ、勝負下着とまで言わなくても下着は買い直さないと。

 でも、こんなに服にも下着にも気を使えない女なんて嫌われちゃったかな……。

 そのトウマにボソボソと話しかけているペニンダさん。

 アビーさんの笑顔は、……笑顔じゃない。


「食費は削ってないわよね?」

「……ハイ、シテマセン」


 それは流石に学びました。生理不順を直すためにも食事は抜かずに食べてます。

 アビーさんは大きなため息のあと、服や下着のことまでとやかく言いたくないけれどと前置きがあった上で、二着でいいから普段着を書い直す約束をさせられた。

 管理所に採用されて持ってきた私物の少なさに唖然とされ、職員寮の売店で生活必需品を揃えるときに付き添い兼監視役だったのがアビーさん。そこから私生活の駄目さ改善でお世話になりっぱなしである。


 アビーさんに捨てられそうな着古しのワンピースをやんわりと奪還したら、突然アビーさんが「待って!」と叫んだ。

 何を待つのか? このワンピースを私がアビーさんから奪還しようとしている行為? これを待つと捨てられそうだからアビーさんが何かを思い出して驚いている間に無事に回収。


「リリカ? まさか、成人の晴れ着、撮ってないんじゃない? そう言えば見せてもらってないわ……」

「あー、はい、撮ってないですけど?」


 管理所に採用された年に十八歳になったので、晴れ着を着て撮って親に送ろうと思ったけれど、予約していた前々日に風邪をひいて高熱を出して寝込んでしまい、貸衣裳をキャンセルした。その後、二十歳までに撮ればいいかな〜なんて思っていたら、二十歳である日数も残り僅かな今である。完全に機を逃してしまったので、この前、家族揃って制服で記念撮影できたし、もういいんじゃないかなと流したかったが、私以外の人は流してくれなかった。


「えええっ!?」

「はああっ!?」

「……リリカ」


 ペニンダさんとリーダーが叫び、トウマが憐れみを向けてくるのが居た堪れない。フェフェも全身から悲壮な感情を漏らすのやめて。なんだかお腹の痛みが増した気がするよ。


「オレっち、鱗磨いてくれるっつーから、あとでねー!」


 唯一、リリカがやらないって決めたならやらなくてもいいんじゃない? と同調してくれたチビに逃げられた。


 モウリディア王国の全国民がやっていると言ってもおかしくない成人の晴れ着の撮影会をやっていないことがバレたというより、私もやっていないことを思い出すことになり、全員に問い詰められ、貸衣裳はまた別の日に撮るけれど、今日着ているロングジレの制服での撮影会が実施された。

 なぜ?


「式典のあとに親御さんと撮ったときはもう化粧が剥げ落ちていたでしょう? 完全完璧な姿の写真を一枚くらいは送りなさい!」


 式典のあとは終わった安堵と両親と兄たちが来ていた嬉しさに大泣きして、化粧が剥げ落ちてから撮った。アビーさんよく覚えていらっしゃる。

 今は軍帽と手袋もある完全型かつアビーさんのおかげで化粧もばっちり。言葉に甘えて撮ってもらうことにした。


「お腹の痛みはどう?」

「ダイジョウブデス」


 アビーさんに鎮痛剤を差し出されて言われたけれど、追加服用は四時間空けるように言われている。次に飲むなら舟に乗る前。

 着替えに使っている部屋だと味気ないと外に出て撮影することになり、王族警護隊のみなさんに見守られ、「何してるの〜?」と見に来た王妃殿下も成人の撮影会だと知ると、「成人の姿を撮ってない?」と素っ頓狂な声で驚かれ、ピッカピカに鱗を磨いてもらったチビとも撮った。

 事情を知ったいろんな人が、あーでもないこーでもないとポーズを言ってきて、それぞれの端末で撮影してアビーさんにデータを送って、私には?

 厳選してからですか、そうですか。

 ……逆らわないでおこう。


 私が撮影されまくっている間、貸衣裳屋に連絡していたアビーさん。トウマもアビーさんに何かを言われて、どこかに連絡して衣裳を貸してもらえないかと交渉。今やらなくてもいいのでは……とは言えなかった。高くない貸衣裳でお願いします。


 私のヨレヨレパンティーを見たのにトウマに幻滅されなかった。

 ただ、「下着のサイズは?」と、真面目も真面目に聞かれたことに心が抉られた。

 パンティーは自分で買うから気持ちだけもらっとくね……。


……ということで、本エピソードを読んでいただき、本当にありがとうございます。

私は生理痛について男女ともに理解を深めたほうがいいと思っています。

事情がない限り、女性であれば付き合っていかないとならない生理について、この物語では「普通にあること」として書いています。

なお、議論などがしたいわけではないので、この類への意見等を頂戴してもご返答はいたしかねます。ごめんなさい。

物語としての感想はウエルカムでーす!

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たまに辛口な独り言を多発したり、ニュースなどの記事に対してもぶつぶつぶつくさ言ってます。

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