54.助け合っていこう1
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職員寮の建物から山小屋に向かう道の突き当たりにある森は人工的に植林されて百数十年間、建材用の管理森林であり、森の向こうにある昔の職員村の跡地を隠す役目もあった。
いつか管理所または職員寮を建て替えるための場所として、どれくらい前から確保していたのか。
驚くほど計画的なのは無闇に原始の森を切り拓けないから。
どんなに補修を重ねても建物は永遠に使えるものじゃない。老朽化しても補修でなんとかできるならいいが、補修する内容によっては補修する間に代用する建物が必要になることもある。補修では厳しい判断になれば建て替えることになるが、そうなれば場所も必要。
そうしたことを踏まえ、管理所は原始の森の手前の土地を建て替える想定で広く確保している。
道向かいの博物館も同様ではあるが、博物館は建造物としても歴史的価値のある重要文化財に指定されているため、完全立て直しではなく、補修で使い続けている。大きな補修となる場合は、隣に臨時博物館が建設されるため、やはり大きく土地は確保されている。
どちらにしても、確保している以上に原始の森の木々を伐採して開拓しないようにしている。
そんなシャーヤランの管理所の歴史を習ったが、採用されて来たときは、そこそこ山道を上がってきた標高のある場所に広大な平野があることが不思議だった。
山の裾野に広がるシャーヤランの領都も大きな街だが、管理所のある場所も森の中ではあるけれど、その森の中にどこまでも広がる平地。人の姿が点になるほど遠くまで麦や米、その他多種多様な作物を栽培する畑があり、牧場まである光景に唖然としたことを思い出す。
畑の遥か先に見えるのは氷河を抱いた山脈。
世界の五大山脈うちの五番目、シャーヤラン大山脈。
シャーヤランは年中暑いのに本当に氷河があるんだ……と、故郷の年中真っ白な山脈を思い出したのはおよそ二年半、そろそろ三年前か。今日は雲がかかっていて山頂は見えなかった。
私が泣き止んで落ち着いて、あわせてみんなのお腹の満腹感も落ち着いたので、山小屋を出てモラさんがいる人工森林のところまで行くことにした。
リーダーの運転する小型車両の荷台に先輩方は乗り込んだが、私は浮遊バイクで行く。
今ある職員寮は二十五階建て。建てられた当時、今は取り壊されてなくなっているが、軍事用倉庫の確保を命じられたために土地面積を確保しきれず、苦肉の策で一つの建物を高く建てることになった。計画では五階建てくらいの研究室の建物と、集合住宅などを並べ、個人住宅も建てられるように区画整理していたという。
この国ではないが、海の向こうの大陸で戦争があり、備えをしなければならなかった時代だから仕方ない。
しかし、シャーヤランの領民は原始の森の景観を重視する意識が強い。階数を五階程度まで減らせないかという、もはや取り壊せ要求としか読めない嘆願が続いた。「だから五階程度の建物を複数個建てる予定だったんだ!」と当時の職員は叫んだだろうことが想像できる。
取り壊すのも、新しく作るのも簡単ではない。
土地が確保できなければどうにもならない。
莫大なお金もかかる。世知辛い。
「今の職員寮もだいぶ使ってない部屋があるはずだ。俺らの住んでる右隣も空きだしな」
「建て替えのために少しずつあそこに住む人を減らしている噂は聞いているけど、本当なんだ。ま、情報技術の向上で効率化できた業務もあって人を減らせた部門もあるし、領主館の業務に移譲したりしているって聞いたことあるし、そうすると職員減ってるっちゃ減ってるから空くか~」
荷台で話しているシード先輩とルシア先輩の会話が聞こえてきて、ふんふんそうなのかと現状を知る。
私がシャーヤランに来たときは私とチビができるだけ一緒にいられるよう最初から山小屋に住むことを提案してくれたけれど、職員寮の未来を考えると一人でも住む職員が増えなかったのはよかったのかな。
山小屋から職員寮に向かう道に出たところで、視界の先に人工森林が見える。なぜかオニキスが腹を上にしてふよふよ漂っていた。
「ん? あー、オニキスが不貞腐れてるぞー」
「何かあったみたいだねー」
満腹だったりのんびりしているときの姿と同じなのだが、フェフェの言葉の通り全員が見てわかった。チビもあのオニキスには近寄りたくないなーという声色。
ふよふよ飛んでいたフェフェとチビが先行してオニキスのところに向かったら、オニキスがシュタッと姿勢を戻してくわっと怒り出した。
「リーリーカーッ! アイツらを諦めさせろぉーっ!」
なんで私を指名かな?
「……あ……」
オニキスの叫びに思い当たることが一つ。
人工森林に入ってすぐのところに伐採班が座り込んでいた。近くの木の根元に蹲っている後ろ姿はモラさんで、その足元で揺れているのはスライム。
「聞いてよ! パハシラ苔草が自生していたのよ! 驚きよ!」
「ソウデスカ……」
興奮状態のモラさんと木の伐採を中断してモラさんを囲むように座り込んでいた伐採班のメンバー。
この様子を見ればオニキスの不貞腐れていた理由はわかった。
パハシラ苔草は準絶滅危惧種の毒草なのだが薬草でもある。そんな希少な植物を見つけたら興奮するのも頷けるが、伐採班メンバーとオニキスは冷たい視線で「早く伐採させろ」と促してくる。
これは私の役目かな? 私がどうにかしないとならないかな? パハシラ苔草は私が通っていた首都の学院の研究室でも繁殖させているから分けてもらえると言ってみる? でも繁殖と自生では同じパハシラ苔草でも効能や遺伝子も違うだろうし、モラさんの研究熱を後押ししたい気もする。モラさんの横に座り込んで私もシャーレ一つ分くらい持って帰りたい。いや、しかし、でも、周囲の視線が冷たい。
「リー……ダー……」
「……部長から話は聞いていたが、これだと進まんな」
「木を一本切ろうとするたびに根本の周辺を見てからだと止められ、伐採が進まない進まない。根の掘り起こしはあとだから、草はそのときでいいだろって言っ……」
「あんたら踏み潰していくじゃないのー!」
「……って、こんな具合に文句を言われ続けで見ての通り中断だ。お前さんたちここの更地待ちで仮設の何かを建てたいんだろ? モラをどうにかしてくれ。あー、そうそう、リリカお前さんはそっちのスライムな。薬草だか香草だかを踏みつけると邪魔してきてチェーンソーを溶かされるところだった」
「す、すみません」
伐採班の班長さんがほとほと疲れていた。
伐採班のメンバーも絶滅危惧種および準絶滅危惧種の植物の保護が大事なことは認識している。なぜなら伐採に行く場所で見つけたら報告して適切に保護してくれているのは彼らなのだ。私たちより遥かにプロなのだ。
パハシラ苔草は準絶滅危惧種ではあっても保護レベルは高くなく、見つかった範囲の全退避はしなくてもいい。なのにモラさんは今見える範囲のものを全部退避させようと座り込んでいて、これを発見する前は通常の他の薬草や香草を見つけて退避させるまで伐採を待てと止められていたといい、まったく作業が進まない。
薬草と香草を見つけるとモラさんだけでなくスライムも相当抵抗したようで、オニキスが私を名指しして叫ぶわけだ。でも私はこの摩訶不思議なスライムの観察する役目は仰せつかっているけれど、監督や管理は請け負った覚えないんだけどな……。トホホ……。
リーダーが大きなため息を吐いて部長と通信し、状況報告。部長代理としてモラさんに指導となった。
まず、開拓が最優先。冷たい言い方になるが最高レベルの絶滅危惧種以外は保護の優先度は高くない。薬草と香草も何株かを退避させて育てるなら種や苗を買わなくていい言ったが、伐採作業の邪魔をして中断させてまで、あれもこれもすべて退避していいとは言ってない。気になる植物の退避は開拓作業の監督をしながらの片手間でできる範囲で許可であって、伐採作業を中断させるなら種と苗を買うほうがいい。今日の作業にかかっている伐採班の人件費などを考えろ。個人の欲で全体の優先度を蔑ろにするな──云々と強めの指導。
伐採班もまさか職員寮のすぐ横の場所に準絶滅危惧種が生息しているとは思わず、事前調査を怠ったのは反省となった。
その間、私は不満を顕にしてトゲトゲな姿になったスライムに言い聞かせ。
「ここにある薬草と香草を全滅させるとは言ってないの。何株か退避させて増やそうって言ったよね? この前、部長さんも『もし駄目でも種なり苗なり買う』って言ってくれてるの。あっちの小川の近くを更地にできたらスライムの謎茶専用の花壇を作ってもいいって言ってくれた許可がなくなっちゃうよ? それでもいいの?」
スライムはトゲトゲからデコボコくらいまで姿が変化したので、不納得ながら引き下がってくれたと思いたい。
このスライムは絶対人の言葉がわかってる。返ってくる言葉がないからどこまで納得したか把握できないけれど、溶解液も出してないし、トゲトゲ状態から脱したら大丈夫。
スライムは人語を理解するのか? と至極真っ当な一般常識に照らした疑問の声が聞こえたけれど、伐採班のメンバーもこのスライムは変だという認識はある。万が一、私が襲われた際にスライムを討伐する小型火炎放射器を手に見守ってくれていた。
仕切り直して、退避させなければならない動植物があるか否かを知らないと動けないだろうとなり、人工森林の動植物生息調査をすることになった。
そして、場所を見に来たついでに妖獣世話班も手伝うことになった。スライムの謎茶作りを推した私が巻き込んだ気がしないでもない。本当に申し訳ない気持ち。
笑いながら「どんまい」と肩を叩かれたり頭を撫でられたり。先輩皆様、あとで謎茶シリーズを贈呈します。
人工森林にいる動物と昆虫はチビとオニキス、フェフェが見て回り、人は植物に限定して見て回る。
チビたちがわざと不穏な気配を撒き散らしながら飛び回り始まったら、隠れていた小動物がピョーッと走って逃げていくので追い出しに近い。
人工森林の範囲もすごく広い。一日で終わらない。今日いる人数で実施できそうな範囲を銀色のテープで区切られた。
諸々話し合って、職員寮に近い一部だけでも更地にしてもらえれば預かる妖獣を休ませる仮設の小屋などを建てられるとなり、リーダーが意気込んで妖獣世話班メンバーも何日間か動植物生息調査を手伝うことになった。
絶対に保護すべき植物は蛍光ピンク色、薬草には蛍光黄色、香草には蛍光水色、その他の気になった植物には白色の目印棒を差していく。
伐採班メンバーが絶滅危惧種または準絶滅危惧種を探す担当。パハシラ苔草があったのは驚きだったが、蛍光ピンクの目印棒はそうそう立つことはないと思いたい。ないことを知るのが大事な作業だ。
伐採班のメンバーが通った後ろから、妖獣世話班で薬草と香草を見て行く。
気になる植物があったら白色の目印棒を使うことになったけれど、なんでこんなところにこの植物が? となる感覚は個人差が出てしまうので優先度は最低レベル。
植物たちには申し訳ないが全退避はできない。白色の目印棒を矢鱈に多く立てるようでは駄目。そんなわけで、リーダーに指導されて反省したモラさんだが、モラさんにやらせると森全体を目印棒だらけしそうだったので、見つかっているパハシラ苔草や先に見つけていた薬草や香草などの退避作業をしてもらうことにした。
薬草と香草も判定範囲を広げると雑草の大半が何らかの効能がある判定になるので、一つの基準で謎茶に使われている種類に限定しようとなった。それでも数が多い。さらに絞り込むため、サリー先輩とニット先輩の二人がメンバー内では植物を知っていたので、山小屋付近や泉や湖の周辺、牧場のまわりなどでも見かける香草と薬草をわかる範囲で除外し、残った植物の情報を端末の鑑定ツールに同期して、いざ捜索。
横に並んで地面に端末のカメラを向けて歩いていく。歩きながらカメラを向ける一人の担当はおよそ横二メートル。たまに草の背丈が膝以上まであるので、掻き分けながらジリジリと歩く。
「リーダー、明日もこれ手伝うならエバンス背負ってやってもいいですか?」
「あー、天気がいいなら連れてきていいんぞー」
「ありがとうございます!」
会話も地面に向けた端末を覗きながら、どういうわけかボソボソと。
ニット先輩の息子さんの泣き喚き愚図りの酷さは職員間ではかなり有名で、何日か前から息子さんを外に慣らしていこうと連れ出しているのも周知のこと。この森の中なら多少の泣き叫びも問題ない。小動物が逃げていいかもしれない。
「俺の娘もよく泣いたなー。泣き止まなくて医務室に連絡して病気じゃないかってパニックになってな。『泣いていることを諦めて放置する勇気』って言われても心配でさ」
「わかります! 物凄く今それです!」
前を歩く伐採班の人が後ろに続く私たちに聞こえるように話しかけてきてくれた。チラリと見たらその人も後ろをチラリと振り返ってきて優しく笑う。ニット先輩は真剣だった。
そこからはお子様がいる方、子育てが終わった方による『育児あるある話』が飛び交い、新米パパ約半年のニット先輩は共感したり驚いたり愕然としたり。
話はどんどん転がって、スイーツ好き、酒好き、筋肉好きなどの何かに偏った駄目な自慢話に笑い合いながら、カメラを地面に向けた端末とにらめっこして歩いた。
銀色のテープで区切った今日の範囲の幅に到達したら、並んでいた人数分、横にズレてスタートしてきた方向にまた歩く。
横にズレながら四往復したところで小休憩。
職員寮に近い場所には薬草や香草はほぼなく、昔の職員村があった場所のほうにポツポツと生えていた。その昔に栽培していた苗または種の生き残りなのだろう。その他の雑草の繁殖も強いので思ったほど多くはない。判定対象を絞ったのもよかったと思う。
ここまでに棒を立てた香草と薬草は鑑定対象から除外。今のところ白色の目印棒も立たず、蛍光ピンク色もない。
「アロンソー、みんなを連れてきたよー」
「ありがとな。おーい、今日はこの森で遊んでくれー」
「やっほー!」
「わあーい! 向こうに川もあるじゃん! 泳ぐ泳ぐ!」
フェフェが山小屋とリーダーの別荘の付近で遊び回ってもらっていた妖獣たちを集めて連れてきてくれた。
二匹常連の妖獣がいて、遊び回る妖獣たちの監視をしてくれるのだが、その二匹こそよく遊ぶので、新規の妖獣たちが二匹を監視している気がしないでもない。
「んじゃ、リーダー、クルマ借りまーす」
「モラもトイレ行くよー」
森での伐採作業は数日間かかるので、職員寮に近い人工森林の出入り口に簡易トイレの設置はあったが一個しかなく緊急時用。車両やバイクを少々飛ばせば五分程度で職員寮に着くので、定期的に休憩を取って職員寮で用を足すことになっていた。
数名に分かれてトイレ休憩を取ることになり、妖獣世話班は第一弾は女性陣。ルシア先輩が草の前にしゃがみこんで動かないモラさんを引き摺るようにクルマの助手席に押し込み、私とサリー先輩、ニット先輩は後ろの荷台によっこいせと乗り込む。ニット先輩はこの時間で勤務終了だ。
「よし、明日も天気はいいね。エバンス連れてこよう。まぁ泣くだろうけど、僕も妻も過保護過ぎるのかなあ」
「子どもが泣くのを心配するのは当たり前よ。もしかしたらお腹が痛いと泣いているんじゃないか? とか考えちゃって、慌ててね」
ニット先輩が明日の天気予報を見ながら心情を吐露すれば、育児経験者のサリー先輩がすぐにフォロー。私は子育て未経験だけど話しを聞けば想像できる。
乳児が泣いている原因が何なのか、頭やお腹が痛いなどの病気か、機嫌が悪いだけか。機嫌が悪いのなら様子を見ながら放置する勇気と言われても、心配が先行するのもわかる。
言うは易く行い難し。なかなか難しいと思う。
「まあ、でも、あんまりにも泣くんで外に連れ出さなくなって、僕も妻も支援頼りで引き籠もっちゃって。それはよくないって思ってもいます」
「どんまい! 気づけたからニットは職場に来てリフレッシュしてるわけだし。前にも言ったけど奥さんも連れてきていいんだからね? 私も以前にいた先輩方に本当によくしてもらったクチ。お互いさまよ!」
職員寮の各部屋は生活音問題を踏まえて防音対策はばっちりな造りだが、窓を開けていると上下左右の部屋に聞こえてしまう。
真夏の昼間は暑いので空調頼りで窓を締めている部屋は多いものの、夜は自然の風で過ごす人もいる。そうなると近隣の部屋の声や音は聞こえてしまうものだ。
泣き止まない息子さんの声が近い部屋に聞こえて煩く思われているんじゃないかと、えんえん窓も開けず閉じ籠もり。それがどんどん悪化。周囲への迷惑を気にしすぎて、ニット先輩夫婦揃ってノイローゼに陥りかけていたのが、ちょうど採集隊でドタバタしていた初夏くらい。
育児支援班と医務室、人事総務から二人の気分展開の相談を受けたリーダーやシード先輩、サリー先輩もすぐによい案は浮かばず、少しでも閉じ籠もらない時間を作るため、ニット先輩の短時間復帰となった。奥さんのほうも育児支援班に息子さんを預けて一人で休める時間を捻出。
サリー先輩はダイランくんを背負って仕事していることもあったと言い、ニット先輩にも妖獣の見守りの場なら息子さんも奥さんも連れてきてもいいとしている。連れていけないのはたまにスプラッターな食事となる牧場の餌場くらい。
リーダーやサリー先輩などがニット先輩に何度か奥さんも息子さんも連れてきていいと言っているけれど、迷惑になるのではと思っていたのか実現していなかった。
それが動いた。
さっき、ニット先輩から息子さんを連れてきていいかと言ったのだ。
外に出よう、外に出そうとなった心の変化はいい傾向。
そうだ。もう一つ、外に出られる機会を提案してみよう。
「あの、ニット先輩、私、マドリーナの見舞いに牧場に行く約束してて、明日と明後日はあっちに泊まりなんです。家族でキャンプってことで山小屋を使いませんか?」
「……いいの?」
「はい、スライムも牧場に連れていきますから好きに使ってください。客室の布団もこの前、洗濯部に出したばっかりですし」
周囲への迷惑を考えなくていい山小屋で過ごすことが気分転換になればいいなと提案してみた。
ニット先輩がいい感じに食いついてきたので、帰ったら奥さんと育児支援班と話して連絡をもらうことにした。
職員寮に着き、早足で帰っていくニット先輩を見送る。
よし、今日は帰ったら台所と風呂をいつもよりしっかり掃除しよう。
お読みいただき、ありがとうございます。
執筆開始から場面に記載不足が多々ある作品と自覚と反省をいたしておりますが、まずは完結することを目標に書き進め、完結できたら各話の記載不足等を補おうと思っております。
たまに活動報告も記しております。お時間があればご確認をお願い申し上げます。