97話
クロは高密度の魔石を食べ、徐々に体が変わっていった。
人型なので、身長は高く尻尾が太く身長に見合った大きな尻尾が生え、足と腕には太く硬く黒い爪、硬いうろこ覆われた。
「ビュウ~」
「ほう、魔力が高い魔石を食べると進化するとは、興味深いですねあのドラゴンは。では、お手並み拝見です。やれ」
「承りました」
メイドは高速で移動し、クロの後ろを取り、メイドは短剣でクロの首を掻っ切ろうとした、だがクロは腕を盾にし、メイドの剣を防いだ。
「ク...」
「ビュウ」
「短剣の刃がかけました、中々硬いですね。料理しがいがあります。」
メイドは短剣を捨て、メイドはスカートをめくり足にしまっている黒い短剣を二本取り出した。
「強度強化、殺傷能力向上、スピードアップ、回避率上昇」
メイドは黒い短剣の強化と、自分の強化を程化し、クロ目掛け切り付けた。
クロは先ほどと同様に腕で防いだが、先ほどまでは切れなかった、硬いウロコに包まれた腕から血がスッと出て来た。
「ビュウウウウ」
クロは腕を抑えあぬみんと美奈がいる方まで後ろにジャンプした。
「クロちゃん大丈夫?」
「ヒール」
あぬみんはクロに回復魔法をかけ回復をさせた。
「これで、その程度ですか...硬いですね。あのドラゴンは」
メイドは回復の隙に、美奈の後ろを取り首を切ろうとしたが、クロはそれに反応し、受けずに、しゃがみ回避した。
「めんどくさいですね、アイスロック」
メイドを貫通力のある氷をクロ目掛け飛ばしてきたが、美奈は盾を使い防いだ。
「クロちゃん、美奈さん私は魔法を防ぐので攻撃は頑張ってください」
「ビュウイ」
「わかったのじゃ」
メイドとクロ、あぬみん、美奈の戦闘は激戦になってきた。
「そろそろ、やりましょうか」
「ああ」
浅沼と魔王の戦いが始まった。




