82話
浅沼達は車で、木が多く生えている森林地帯を走行していた。
「あの、あぬみんさん遺跡の洞窟の場所まで、どの位かかるの?」
「そうじゃの~1時間くらいかの」
「意外に近いんだね」
助手席に座っている美奈は、裏で座っているいるあぬみんと会話をしていた。
すると、急に車がが「ガガガ!!」と言う音を立てながら、車が木にぶつかり車が止まった。
「ど、どうしたんじゃ?」
「ま、前を見てください」
二人は目の前にいる魔物を見て唖然としていた。
それもそのはず、森に生えている木と同じ身長を持つオークキングが約30体が束になって浅沼達が乗る車を囲うように立っていたからである。
ふつうはオークキングは、ゴブリンやオークなどを束にして人間を襲うはずの魔物が自らを束にして襲いにかかってくる。
あぬみんと美奈はそれより恐ろしいことが頭によぎった、オークキングより強い魔物が統率を取っている可能性がいると...
「どうしたんですか?」
「浅沼さん、オークキングです!!、オークキングが周りを囲んでいます。」
美奈は浅沼に今の状況を伝えた。
「オークじゃん」
「何を言っているんですか!!あれは、普通のオークじゃないんですよ、オークキングなんです。如何しましょう浅沼さん..」
「じゃあ、倒すか」
深刻そうな美奈を前にして、浅沼は平然とした顔で倒すことを宣言した。
浅沼は車から降りると、目の前にいる大きな剣を持ったオークキングに向かって、走り出した。
「ファイアーボール」
「ウガァァァ!!」
浅沼は森が燃えないようオークキングの顔までジャンプし右手をオークキングの顔の前に突き立てファイアーボールをぶちかまし、オークキングは悲鳴を上げながら倒れて言った。
その一部始終を見た、あぬみんと美奈は唖然として、驚いていた。
浅沼は倒したオークキングの剣を手に取った。
剣は浅沼の身長の三倍以上はあるが、軽々と持ちあげ、円を描くように剣を振るった。
すると、浅沼が振った剣は斬撃を放った。
オークキングたちの胴体は切り離され、あたりの木を巻き込みバタバタと木とオークキングは倒れていった。
「ふう...」
「すごいの~浅沼~」
「まあな~」
浅沼達は、車に再び乗りこみ目的地に向かった。




