81話
僕たちは美奈たちが待っている車に向かい、車の近くに合うと美奈たちがいた。
「どうしたんですか!?浅沼さん!!クロちゃんを探しに行くと言いながら、誘拐ですか!?見損ないました!!」
「ち、違うぞ!!こいつは、クロなんだ!!」
浅沼は美奈にあらぬ疑いを掛けられた。
浅沼は訂正をしようと慌てていた。
「まつのじゃ、美奈」
「どうしたんですか?まさか浅沼さんに同情するんですか!?」
「いや、そうじゃなくて、あれはクロじゃよ」
「え、クロちゃん浅沼さんほんとなんですか?」
「ほんとです。」
美奈は人間に変身しているロり体系のクロをじっと見ていた。
「ジー――」
「ビュウ...」
クロはじっと見られて怖かったのか小さな声で鳴いた。
「ほんと..だ...クロちゃんの鳴き声だ...」
「やっと信じてくれた」
「だけど、何ですか浅沼さん、クロちゃんに着せている服、ぶかぶかじゃないですが」
「いや、これしかなくて...」
「ちょっと待ってください、行きましょうクロちゃん」
「ビュイ~~!!」
美奈はクロを連れてどこかに向かい走り出した。
浅沼は何か緊張感がないな~っと思いながら戻ってくるのを待っていると、美奈とクロが戻ってきた。
クロの服はかわいらしいスカートとサイズの合った可愛い色の服を着ていた。
「じゃあ、行きましょうか、浅沼さん、あぬみんさん」
「はい」
「やっとなのじゃ」
「ビュビュビュ」
クロは何故か戻ってきてすぐに、僕の後ろに隠れ怯えていた。
「美奈さんクロに何をやったんですか?
「秘密です」
美奈の笑顔の裏に何か黒いのが見えたのでもう一度聞き返すのをやめた。
「じゃ、じゃあ車に乗り込み遺跡の洞窟に行くか」
「はい」
「のじゃ」
「ビュ~」
4人は車に乗り込み浅沼は免許をと言うか、運転技術がないので、美奈が運転者が運転することになった。
美奈は車であぬみんの支持する方に向かい、迷宮の遺跡に向かった。




