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７８話

あぬみんは一階に降り、机と椅子がある場所に案内し遺跡のことについて反し始めた。

「遺跡の洞窟は名前の通り元は遺跡だった場所だったが、魔物が住み着き長い年月をかけて洞窟になったダンジョンじゃ、だけど何故そこに魔物が集まっているか知っているか？」

浅沼は問題を出せれたが、さっぱり分からず首を横に振った。

それを見た美奈は手を挙げ答えた。

「いいや全然」

「あ、私わかる。強力な魔力がある場所に魔物が寄り付くんでしょ。」

「そうじゃ、遺跡の洞窟には強力な魔力を持った何かがいるのじゃ、だから近づかない、もし、洞窟の中に入ったとしても強い魔物に倒され、帰ってこないだから、ほとんどの人が何となくしか知らない人しかいない理由でもあるのじゃ」

「そんなところに呼び出したのか、ケンジは...」

再び浅沼は深刻そうな顔になった。

「あぬみん遺跡の洞窟の場所はわかるか？」

「分らなくはないが...危険じゃよ」

「大丈夫、僕は強いから」

「そうじゃったな、では我が遺跡の洞窟に案内するのじゃ」

あぬみんは椅子から腰を上げ、扉を開け遺跡の洞窟に向かうことにした。