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７６話
浅沼達は壁の中に入り、浅沼は自分の部屋に、美奈は自分の部屋に、あぬみんも図書館の自分の部屋に戻り一日を過ごした。
『翌朝』
美奈は浅沼が居る部屋に向かい、鍵がかかっている浅沼の部屋にバカ時からを発揮し扉を破った。
浅沼は美奈が扉を破る大きな音に気付き、寝癖をつけ布団から飛び起きた。
「ど、どうしたんですか？」
「あ、あ、あ」
「お、落ち着いて、落ち着いてください美奈さん」
「浅沼さんこれ！！」
美奈が浅沼の目の前に手紙を突き付けた。
『お前のメイドは預かった。返してほしければ明日１２時遺跡の洞窟で待つ（来なければメイドを殺す！！）』
赤く殺意丸出しで書いているような荒々しい文字で書かれていた。
「ど、どうしましょう浅沼さん」
「恐れていたことが起きてしまったか...」
浅沼は寝癖をつけなが深刻そうな顔をした。
