75話
あぬみんが発動した煙が晴れると、壁に穴が開いていることに気づいたケンジは
「探せ!!遠くには行ってないはずだ!!美奈だけは殺すなよ!!」
ケンジはそう叫び、武装した人、魔法にたけた部下たちに命令をしケンジの部下たちは壁の穴から外に出て浅沼達を追いかけるが、浅沼達は竹林を抜け逃げることに成功をしていた。
それも、そのはず浅沼の速さはマッハと言う速度で走れるようになっているからである。
美奈たちはその風圧により耐えられないので、浅沼は美奈たちに強化魔法をひそかにかけていた。
「ふう、なんとか撒けた」
「そうですね...」
「気持ち悪いのじゃあ....」
「ビュウウ....」
三人は抱えられ高速で揺られていたので脳が揺れ気持ち悪くなっていた。
浅沼が止まった場所は壁が目視できるほどの距離まで移動していた。
浅沼達はあとは、歩きで壁の入り口に近づき入り口の前に立ち止まった。
「美奈さんこのとびら誰かに開けてもらわなくちゃいけ人じゃないんですか?」
あsな馬は美奈がとっびらの開け方がわからないのかと思い浅沼がそういったが、美奈は壁の端を触りスイッチみたいなものを探り当て、スイッチを押すと小さな扉がガッコっと開いた。
「あの大きなのは車とか大型の物が通るものです。この小さな扉は人が出入りする扉があるんです。」
「あ、そんなところに便利な扉があるんですか」
そんな中、浅沼は小さな扉から壁の中に入るが浅沼には気がかりなことが一つあった。
浅沼達が居た場所にメイドが迎えに来るという事である。




