72話
車に乗って移動する事、30分車に揺られながら到着したのはThe和風感が味わえる竹林、竹林にある道を進むと、竹林の中に旅館が現れた。
「では、お見合いが終わる3時間後ここに迎えに来ます。ボディーガード様もしっかりとお嬢様をお守りしてください」
と言い、浅沼と美奈あんみん浅沼のお腹にはクロ、クロが居ることをバレないようぶかぶかの服を着て誤魔化していた。
浅沼は車のトランクにある物を持ち、用意された部屋に荷物を置き一息をついていた。
「クロご飯だぞ~」
「ビュイ~」
「お主はクロが魔石を食べるのを知っているんだ?」
「魔石を食べているところを見たからだよ」
「へえ~」
浅沼とあぬみんがしゃべっていると引き戸の扉が開き着物を着た女性が美奈を呼んだ。
「美奈様準備をお願いします」
「はい」
美奈は着物を着た女性について行った。
「なあ、あぬみんさん準備ってなんどろう」
「それは、着替えじゃないか?お見合い相手に会うには正装するって聞くし」
「そう言う物なんか」
しばらくすると、浅沼、あぬみん、クロがいる部屋の引き戸が開いた。
「浅沼さんどうですか」
「う、うん、いいんじゃないですか」
引き戸から出て来た美奈さんは赤い着物を身に着け和服美人でとても美しかったが照れくさい浅沼は可愛いを濁らせて感想を言った。
「では、お見合いの準備ができ次第お呼びしますので、それまでゆっくりしていってください」
着物を着た女性はそう言い引き戸を閉めた。




