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テイムしたトカゲに魔石を与え続けるとドラゴンになりました。  作者: 暁 とと


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40話

7日後に結婚を言い渡された美奈さん

っと、深い、深い、穴に落とされた浅沼は奇跡的に生きていた。



「うう....」

「ビュウ!!」

「クロ....もしかしてお前が助けてくれたのか?」

「ビュ」


っと、頷きあたりを見渡すと僕は水に浸かっていた。


普通はビル10階から1階に落ちると人間は100%死ぬと言われているが僕は死ななかった、その理由はクロが腕を引っ張り落下速度を抑えて、しかもそこには泉があり水かクッションになり助かったからだと思う。



「あれ....背中の傷は....」


背中を触ってみると、傷の跡は無くなっていた。

今までの攻撃が夢だったのではないかっと思ったが、それは違った。


服を脱いで見てみると、背中に面している服は切り裂かれた跡があり、大量の血がついていた。


「なんで、僕の傷が塞がっているんだ?」


っと考えていると、この水に関係があるのではないかっと思った。

ネットで書いてあったがダンジョンにごく稀に安全地帯と言われている場所があるらしい。

安全地帯には魔物が湧かずしかも回復の泉があり、疲労や切り傷、打撲などの回復効果がああると言われている。


だが、僕の深い傷が回復する泉はネットにも載っていない回復効果だ。


「クロ、ここからでる所とかなかった?」

「ビュウ、ビュウ」


クロは首を振って、無かったと言った。


「よし、クロここの出口が無いか探しに行こう」

「ビュウ」


僕は泉にから立ち上がり、泉から出て20歩くらい歩き、泉の部屋から出ると、そこには暗くて見にくいが大きな犬の様なものが見えた。

多分だが、このダンジョンはいつもと違う。

いつものダンジョンだったら、明るいのだが泉だけ光って気づかなかったが、泉から離れるとこのダンジョンは暗いことがわかった。

よくよく見てみると、三つの顔を持つA級のケルベロスがいた。


「ケ、ケルベロス....」

「グアァアア!!」


ケルベロスの前には、大きな金棒を持った牛の魔物、A級のミノタウロスがいた。


「グオオオ」


ケルベロスとミノタウロスは戦い始めた。

ケルベロスはミノタウロスの体を3個の顔を使い噛み付いた。


ミノタウロスは痛がったが、棍棒を振り回しケルベロスの胴体を叩いた。

ケルベロスは痛さに耐えられなく、噛み付くをやめた。


ミノタウロスは攻撃が緩んだ瞬間、棍棒を振り回し連打でケルベロスの顔や胴体を叩きつけ、少ししたあとケルベロスは大きな魔石となった。


「グオオオ!!」


まじか....


僕は絶句をしてしまった。

僕が置かれている状況とこのダンジョンの脱出がほとんど出来ないことが


とりあえず、今の状況をまとめた。

水はある、たが食べ物がないこのままでは7日間位しか生きることが出来ない....


だが僕はある事を思い出した。

あぬみんが「魔石は食べれる」っと言うことに。


魔石は不味かったが、食べれるだけましだ。


お魔石が食べれるっと言うことがわかったので、ミノタウロスが魔石に背を向けた瞬間を狙い目の前にある魔石を取りに行こうと泉から離れた。


泉から離れた瞬間、僕は何かに吹き飛ばされた。

ミノタウロスが金棒で振った風圧によって。


「グアア!!」

「うわあ!!」


僕は飛ばされてしまい、風圧威力はすごかった。

泉の方に飛ばされてしまった。

体は全身骨折して内臓がグチャグチャになったせいか、口から大量の血が出た。


「ビュウ!?」

クロは僕を引っ張り、僕を泉に入れ僕の体はあっという間に回復ができた。


「ありがとう、クロ....助かった」

「ビュウ」

「とりあえずは、あの魔石を取る事に専念しよう」

「ビュウ」


僕たちは魔石を取る方法を探した。

少し疑問に思うのが、何故ミノタウロスがあの魔石から離れないのが疑問だ。


もしかすると、人間のことを知っている可能性があるかもしない。


僕たちは魔石に3日アタックをしまくった。

だが、魔石を取りに行こうするとミノタウロスが僕を襲ってしまった。


ダメだ....

「お腹が空いてもう無理....」

「ビュウ....」


目の前にある魔石があるのに取れなく、悔やんでいたが、あるミノタウロスには習性があることに気づいたことがある。


ある一定の時間になると、ミノタウロスは動きが鈍くなり、攻撃が下がっている時間がある。

多分だが、魔物も寝ている可能性がある。


ミノタウロスの立っていて、寝ていることに気づかなかったがクロも魔物だけど寝るので多分間違いがない。


僕はミノタウロスが寝ている間にクロが空を飛び、魔石を取ってもらう作戦にした。


「クロ、僕が行ってと言った時にクロはあの魔石を持ってきてくれ」


僕はそう言うとクロは「ビュウ」っと答えた


ミノタウロスは寝ていないときは耳をピクピクしているが、寝ているときはピクピクしていない。

なので、僕はピクピクしていない時にクロに魔石をとってきてもらおうとした。


「クロ行って」

「ビュウ」


僕はミノタウロスの耳がピクピクしていない時を見計らいクロに行ってもらった。


クロは順調に魔石の方に行った。

魔石をつかみ持ってきてくれた。


「ナイスクロ〜」

「いえい〜」


僕とクロはなんとか魔石を手に入れることができた。

A級魔石を食べることができた。

3日ぶりに水以外の味のある食べ物を食べれる喜びを覚えた。

まあ、味はクソまずいけど....


美奈さんと健二さんの結婚式まであと27日
























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