34話
電話が切れたあと、ものすごい勢いで来たのか社長室のドアを「ゴンゴン」っと殴るような音がした。
「来た」
「来ました」
「来たな」
僕達は息があったように「来た」を連呼した。
ドアは自動でドアが閉まるのか、鍵が閉まっていたので「ドンドン」と言う音のあと「ガチャガチャ」と言う音がした。美奈さんのお父さんは椅子から立ち上がり指紋認証性なにかドアについているタブレットに両手を置いた。
すると、「ピピ」っと言う音の後、「ガチャ」っと言う鍵が開いた音がした。
すると、鬼の形相のような顔をした顔の女性と、その隣には美奈さんの元許嫁らしき人がいた。美奈さんの元許嫁の見た目はどれほどゲスい顔かと思っていたが、それほどゲスくない。むしろ、髪は金髪でイケメンである。
「健二さんどういう事ですか、私の可愛い息子の竜也ちゃんとに許嫁解消はどうゆう意味ですか!?」
「はい、美奈が自ら選んだ人なので、許嫁を解消させてもらいます」
そう言い終わると、鬼の形相した顔で僕の方を向いた。
「ヒィ!!」
「貴方ね、さっさと美奈ちゃんと別れなさい!!貴方は美奈ちゃんと釣り合わない、釣り合うのは私の息子よ!!さもなくば私たちの契約は無しという事にしてもらいます」
僕に顔を向け口調がすごい勢いで話し「釣り合わない」っと言い、美奈さんのお父さんに向かって「契約無し」っと言った。
元許嫁のお母さんは、人型アンドロイドを制作している大企業、この契約がなくなればダンジョンの被害者やダンジョン管理が難しくなるだろう。
「お母さん僕はあの人にダンジョンで対決を申しこむよ」
「勝負?」
元許嫁の息子のお母さんが首をかしげた
「そうです。勝負は2対2でどちらが多くの魔石またはランクの高い魔石をとってきた方が勝ちという勝負です。どうです美奈さんと付き合っている君」
っと、僕に話を振ってきた。
「勝ったらどうなるんだ」
「美奈さんと結婚ができる」
「僕のメリットは」
「もちろんあるさ、私たちの契約、もちろん美奈さんと結婚できる」
っと、真顔で言ってきた。
すると、美奈さんのお父さんが口を開き仕切り始めた。
「ほうそれは良い話ではないですか、浅沼くんは勝負を受けてもらうよ、こちらにはかなりのメリットがあるのでね。美奈も浅沼くんがダメだった場合諦めなさい」
「わ、わかりました」
「浅沼くん絶対勝ってね」
美奈さんは僕を応援してくれた。
「それと俺からはミステリーダンジョンと呼ばれる所を貸切にしましょう、魔物と戦って怪我でもされては大変です。なので勝負のルールを変更させていただきますが、いいでしょうか?健二さん」
「いいでしょう」
ミステリーダンジョンはその名の通り謎の多いダンジョンだが魔物が出現したと言う報告は一例もない。
ダンジョン調査に駆り出された一人の冒険者の経験談がネットに掲載されていた。
まるで別次元に入り込んだのではないかと目を疑ったらしい。
その光景が、ダンジョンの中に神殿や見たことのない植物などが生え、そこでは文明が栄えていたのではないのかと言う説が浮上している。
「魔物を狩って、魔石を持ってくるを変更して、ダンジョンに私たちが置いた宝を持ってきてもらいます。では、明日君たちの家に俺が用意した使いが迎えにいきますので、それまでに準備を」
っと言われ僕たちは家に帰り対策を考える事にした。
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