22話
僕は空いた口が塞がらずにいると、あぬみんが口を開いた。
「そういえば、お主はダンジョンのボスと戦ったのではないか?」
「そうです」
「どうじゃった」
「なんとかクロと協力をしてギリギリ勝てましたが、病院送りにされました....」
「なんと、それは大丈夫だったか」
「はい、なんとか。自分の力が足りないことを改めて思い知らされました」
何故か僕は気恥ずかしく頭の後ろをポリポリとかいていた。
「ならば、我がお主とパーティーを組んでやろう」
「どうしてですか?」
「我は君が心配だ、久々にきた客が居なくなるのは悲しい」
「気遣いはありがたいが、あぬみんはお店のこともあるし、絶対ダンジョンとかに入ったら危ない目にあいそうじゃん」
「店は200年位人が来てないから店は大丈夫だ。我は強いぞ、魔法とか色々使えるし、それに昔は、我も世界に名前をとどろかしたこともある魔法使いだ、ほれ我をパーティーに入れるしかないぞ〜」
あぬみんは魔石が埋め込まれた杖を取り出し炎を出したりと、僕に出来るアピールをしてきた。
そんなアピールをされ、リュックから顔出しあぬみんのアピールを見ていたクロは「ビュウ!?」っと驚いていた。
まあ、魔法を扱えるのは珍しいし、戦力的には問題はない。
でも、見た目が中学生くらいでパーティーを組んだら何かと思われないか心配があったが、まあ説明すればわかってくれるだろうし....それに魔法は珍しい。
「うん〜魔法を使うのは珍しいし....」
「いいよね、ね、」
「わ、わかったよ」
あぬみんは顔を近づけ、近づいてきて迫られたのもあり、僕とあぬみんはパーティーを組む事にした。
2日後、僕がボスに勝った近くのダンジョンに集合する事にした。
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