14話
僕は濃い赤色をしたS級魔石を片手に持ち、クロに食べられないようにしていた。
クロはゲイルさんに貰った濃い赤色をしたS級の魔石を食べたくて仕方がないらしく、「ピュウウウ〜ピュウウウ〜」っと僕にねだり僕の足に短い足を置き、僕にその魔石を頂戴っとねだってくる。
僕はクロの短い足とウルウルしたまんまるの目で訴えてきて心が揺さぶられてしまうが、S級の魔石を食べると、どんな風に進化するか分からないので、本当はあげたいけど僕は心を鬼にしてあげないよう頑張っている。
「クロ、ダメだよ」
「ビュウウウ」
「ダメ!!」
「ピュウウウ.....」
僕はクロに強く言いすぎ、クロは僕から離れお尻を向けクロは僕と目を合わせてくれない。
僕もこのままでは寂しいので、S級魔石をあげるのはいけないので僕はよく行く、低ランクダンジョンのボスの魔石を狩る事にした。
「クロ、この魔石はあげれないけどクロが今まで食べていたF級の魔石ではなく、2ランク上のD級魔石が取れるボスを倒しに行くから機嫌なおしてよ」
「ビュウウ」
クロは僕の方を向きいやな顔を見せてきて、嫌だっと訴えてきた。
「いいでしょ?」
「ビュウゥゥ」
僕はクロに迫り、クロは今まで食べていた魔石より2ランク上のD級魔石でクロは仕方なさそうな顔で手を打ってくれた。
「じゃあ、その前に準備が必要だ」
「ビュウ ウウ?」
「うん、準備。僕は5階層に入るボスを倒す為にまずは作戦と準備が必要なんだ」
「ビュウ〜」
僕は5階層のボスと戦う為に準備を始める事にした。
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