旅路
アンシーと城下に行った翌日国王に呼ばれた。
国王の御前に行くと、国王、メルシー后、それと3人の隆人と同じぐらいの歳の若者がいた。
「隆人、この3人はお前達の従者となる者だ。」
そして、従者となる人達に向かって
「お主等、自己紹介を」
「はい。隆人様、アンシー様。僕は、オーディン、16歳です。」
「オーディンは、国王直属の軍師であり、大賢者であるミーミルの子息よ。」
「あ、はい。私のことをご存知とは。」
「よろしくな。オーディン。」
「はい。隆人様。そして、これが筋肉だけの筋肉バカのオールです。」
また、アンシーが、
「オールは、国王親衛隊隊長ベクトリスの子息よ。」
「ベクトリスさんには、助けてもらったからな。よろしく伝えておいてくれ」
「はい。力仕事は任せてください。ところで、オーディン筋肉バカとはなんだ。ひ弱な泣き虫のくせに。」
「なんだと!!」
「はいはい。そこまで!」
そうたしなめたのは、綺麗な女の子だった。歳は15,16だろうか。
「隆人様失礼しました。リリーです。」
「リリーは、お母様の従妹のリーシーの子息で、医術が得意よ。」
「医術が得意か。頼もしいな」
「ありがとうございます!」
「オーディン、オール、リリーよろしくな」
「「「はい!!!」」」
3人共元気な声で返事した。
「皆準備は良いか?」
「うん」
「「「はい」」」
これから冒険が始まる