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甲殻の翼  作者: 月弓 陽
王都編
90/148

加護と試練

 コポコポコポ、密閉されたコクピットが液体で満たされゆく音が聞こえる。マナを媒介する液体が注入される音だ。

 LCLに浸かる時ってこんな感じなのかな?

 平行世界での非現実的な状況にハルトは前の世界のアニメを参考にしながら考える。アバターシュのコクピットの中で極薄く紫色がついた液体に全身を囲まれたハルトはモニターを見つめた。

 浸り切っちゃえば水圧みたいのは感じないな。息も出来るし見た目が液体なだけって感じだ。コクピットから排出されると気体に戻って小さなタンクに収納されるし。コクピット周りの設計はフォルマージュからの流用だけど王都の技術力って凄いわ。

 ハルトは意識をアバターシュとリンクさせて身体を動かそうと試みる。人型魔導ガーディアンのコクピットには操縦桿などの操作システムはない。マナを通じてパイロットの意思で動かすコクピットでパイロットスーツに包まれた身体に接触するものは意思をマナに変換させる液体のみだ。正面と側面はモニターに囲まれタッチパネル式のボタンがいくつか表示されているが、のちのち武装を選択する時などに使うものだ。後方モニターは飛行ユニットに装着されるカメラ機能から映像が伝達され前面モニターに後方を見たい時だけ表示される仕様になっているため、飛行ユニットの接続に至っていない今はまだアクセスすることができない。ボディを動かす最終段階の試験が進む。

「よし、感覚がつかめてきた」

 ハルトがコクピットの内部で拳を持ち上げ、手のひらを握ったり開いたりすると、それと同じ動きを全高六メートル近いアバターシュが取る。マニュピレーターは飛竜の手の平がアッセンブリーとして採用されているが、手の甲や指は磨き上げられた外装に包まれているため見た目はロボットのマニュピレーターそのものだ。

 ハンガーの中に収められたアバターシュには大まかに形成された外殻が装着され、鎧をまとった人型の姿を顕にしていた。鎧姿とはいっても、ひとつひとつのパーツが甲蟲の外殻のために曲線的な生物学的フォルムが強調された外観である。まだ試作段階のため装甲パーツごとに色が違い、王都騎士団がこだわる装飾はまだなされていない。ハルトが操作している右腕の肘から先の前腕部の外装は装着されておらず、骨格の周囲に人体を模して張り巡らされた筋肉繊維がむき出しになったままだ。

 開発段階のテストパイロットであるハルトが乗るコクピットはアバターシュの胸部から大腿骨の付け根にわたる空間である。マナの送受信を増幅するパイロットスーツに身を包み、軽くシートに腰掛ける状態でボディーの内部に収まっている。人体で言う肋骨部分の外部ハッチは半透明で内部がうっすらと透けて見える。

 コクピットの構造はフォルマージュからの流用に改良を重ねたものだが、装甲と筋繊維の自重があるアバターシュの操作はフォルマージュと全く異なるものになる。フォルマージュはその存在自体をイメージすることで装甲を物質化させて動かすが、体が物理的に存在するアバターシュは体の動きを生むことにイメージの多くを割く。パイロットが思い描く思念がコクピット内の液体で増幅され、パイロットのひたいの部分、第三の目の部分に配置された『コア』の貴石からタイムラグなくアバターシュの各部位に伝達される仕組みだ。筋繊維をまとったフレームだけのグロテスクな姿での運動テストを各部位ごとに積み上げ、外装を装着して体全体の運動実験に開発は達していた。

 筋繊維むき出しのボディーを動かしていたときには、ノーラが「まだ早かったんだ、腐ってやがる」などと不吉な冗談を飛ばし、珠絵の「これはもう巨人の進撃ですね。切り刻まねば」という煽りを乗り越えて開発メンバーはここまでこぎつけていた。わけわからないセリフに不思議そうな顔をするソフィーにノーラは前世のアニメのあらすじを語って聞かせるのに忙しかったようだ。ノーラの語りを聞いたソフィーは目を輝かせ「りったいきどーそーちも作りましょう! 是非にっ」と無邪気に言い放ったらしい。


 地水脈から得られるエレベーター用の動力を利用した高所作業用の床がコクピットに向かって上がってくる。柵の中にはエレオノーラに扮しベールを被ったノエルと白衣を着たハロルドが立っている。

「動きが大分スムーズになってきたね」

「かなり思った通りに動くようになってきたな」

「筋繊維活性液の混合比を変えてみたのが正解だったようじゃな。青い紫陽花の成分比率をほんの少しじゃが上げて見たんじゃ」

「忍耐、ですか。確かに慣れない体を動かすには忍耐と慣れが必要ですもんね」

「ボディーの方はアバターシュとの同調が進む度に活性液の混合を変えて最適なコンディションを作ってゆくのがこれからの主な仕事になりそうじゃな。わしとノエルは飛行ユニットの製作に取り掛かろう。ボディーよりも飛行ユニットの方が大きくマナを食う。それよりそろそろテストパイロットを続けるのにどうこうとかいうのを話にいく時間じゃろ? 気張って行ってこい」

「ここまで開発が進んだアバターシュを他の人に渡したくないんでがんばりますよ。みんなと開発するのは楽しいですから。テストパイロットを賭けた対決はどうなることやらで不安だけど、行かないわけにはいかないんで一旦降りますよ」

「ハル、飛行ユニットの制御システムを組むのに頭部に通信ユニットを取り付けなきゃだから頭も一回外すね」

 体に張り付くようなパイロットスーツを着たハルトがノエルの横に立ちエレベーターが下降する。ハルトは勇ましいアバターシュの顔つきを見上げた。

「大変だろうけど頼むな」

 頭部には神経系の接続ユニットが多く、ボディーとの脱着は手間と忍耐が必要な作業だ。

「まかしといてよ」

 エレベーターを降り、赤い力と青い力の協調からイメージされた紫色の素材で作られたパイロットスーツを脱ぐハルト。いかにもパイロットスーツというスーツはノーラが奮起してデザインしたものでジャパニメーション全開のデザインになっている。ハルトは、中二くさい、と文句を言いつつも密かに気に入っている。王都においても所属はアントナーラ騎士であるハルトはアントナーラ騎士団員の普段着に着替えてキザイアの執務室に向かった。


 王都の貴族達が好むヴィクトリアン調の装飾が施されたキザイアの執務室に入ると王都騎士団総長であるキザイアとマティスが待っていた。

「アバターシュのテストパイロットをグレースとハルトのどちらにするかの件だが」

 両肘を机の上につけ、両手を軽く美貌の前で組んだ金髪縦巻きロールのキザイアがハルトに告げる。

「出来るだけ二人が対等になる条件で行いたい。フォルマージュと飛甲機では機体差が大きすぎる。しかしその前に前提条件としてハルトには王都基準の上級騎士の資格を得てもらわねばならん。実質アバターシュとフォルマージュは設計思想からして別物だが、名目上王都の威信をかけたフォルマージュの改良型ということになっているのでな」

「それは理解しています。そのつもりでお伺いしました」

「そうか。それではマナを際限なく扱うすべを学ぶ訓練に入ってもらおう。訓練教官にはマティスを付ける。神殿での訓練開始を許可する」

「キザイア様の側近であるマティスさんに教えてもらっていいでんすか?」

「ハルトと対決するグレースを付けるわけにもいかんからな。マティス、ハルトに説明を頼む」

「承りました」

 黒騎士マティスが胸に拳をあててキザイアに対して腰を折った。これまでマティスの発する言葉をほとんど聞いたことのないハルトにとって、その気品高い言葉遣いと仕草は意外なものだった。

「私の部屋で概要を説明しよう。その後に神殿に案内する」

 常にフルアーマーの黒騎士マティスにつき従って総長室を退出し、マティスの部屋に入った。

「ここで座って待っていてくれ。鎧を脱いでくる」

 言い残して続きの隣室に入ったマティスをハルトが次に目にしたときには、要所々々に赤いラインが入った黒い士官服を着た金髪碧眼の青年だった。高貴な雰囲気がキザイアとよく似ているが兜を脱いだマティスの顔立ちには優しさが滲んでいた。

「あらためてよろしく、ハルベルト・ブロック。マティアス・ウィルソンだ。上級騎士になる訓練の指導者と学ぶ者になるということは師弟関係になるということに近い。厳しい訓練になるが乗り越えようとする意思はあるか?」

「はい。自分で選んだことですから」

「良い目をしている。その言葉を信じよう。しかしこの訓練は試練と言っても良いかもしれない、その過程は厳しいぞ」

 今一度念を押すように尋ねるマティス。

 ハルトはマティスの目を見てうなずいた。

「ではこれからは私もハルトと呼ぼう。二人の時はマティアスと呼んでくれ」

「わかりました。マティアスさん。ひとついいでしょうか?」

 うなずいたマティスにハルトは尋ねた。

「差し支えなければマティスとマティアスをどう使い分ければ良いのか教えてもらってもいいでしょうか。使い分ける状況が分かっていた方が失敗をすることが少なくて済むと思うので」

「そうだな。元々私は本名であるマティアスの名で呼ばれていた。同期の騎士は今でもそう呼ぶ。マティスという呼び名になったのはフォルマージュに乗るようになってからだ。フォルマージュの存在感が存外に大きくその呼び名が定着している。キザイア様もそう呼ばれるので公の場ではマティスと呼んだ方がいいだろう」

「分かりました。でも少し安心しました。狂犬なんて言われてるんでもっと理不尽な人のイメージがあたので。その『狂犬マティス』というのは元の世界で最大最強国家の軍の参謀を退いた政治家のあだ名なんです。ノーラ、いえ、エレオノーラ様がおつけになったからだというのに勝手なイメージを持ってしまっていました」

「ほう、軍属の参謀から政治家になった最大最強国家の男か。それは良いことを聞いた。私も狂犬と呼ばれるのは本意ではないのだが……私が鎌を模したモノを好んで使うのもあるのだろうな。勘違いしないで欲しいのだが、私が鎌を用いるのは大型の相手を拘束し抑え込むに有利だからだ。決して頭を切り落としたいなどと思っているわけではない。少々イメージが悪いのは分かってはいるが私は外見よりも実用性を重視したい」

「黒い姿が余計にそう思わさせるのかもしれませんね。黒は暗黒面のイメージもあるので」

「そうだな。しかしそれにも私は納得している。キザイア様の伴侶となれば白い様相ようそうに変わるのだから。今の私は何者でもないあるじの影だ。ゆえにそれで良いのだ。もっとも伴侶にならずともキザイア様がご成婚なされれば黒の騎士から脱することになるのだが。黒と赤の装いは未婚の総長の側近の証なのだ。決して王族の女性である主を出し抜くことなく影となってでもその血を捧げて守る。そう意味づけられた黒と赤に私は誇りを持っている」

「そうだったんですね。今までそういう話しを聞いたことがなかったので」

「影は多くを語らぬものだ」

 王都騎士団の男の中でほぼ頂点に立つ者と王族の女性である総長。その立ち位置に歴史と政治的な力関係を見たような気がするハルトはゆっくりとうなずいた。

「では本題に入ろう。マナを無制限に扱うすべを学ぶこの訓練は神殿で行う。マナを放出し再度神具からマナを受け取ることを繰り返すことで体の耐性を上げてゆくのが具体的な内容だ。マナを放出する、というよりは強制的に奪われるという状態になる。肉体的にも過酷だが精神的な影響も出る。その度合と症状は練度とかける負荷によって異なるが、負荷をどこまでかけるのかの判断を私が行うことになる。限界の状態を何度も繰り返し経験することで許容量を上げてゆくのだ。多分今ハルトが思っているよりも厳しいものになる。その時にハルトが私を疑い、信頼関係が保てないと訓練が成立しない。故に私はお互いの呼び名の話から入った」

「それで師弟関係という言葉を用いたのですね」

「その通りだ。しかし師弟の絆を持ってしても多くの者が脱落する。そしてそばで見守る指導者も少ながらず心に影響を受ける。試練に苦しむ弟子の負の感情が伝播してくるからな。その心の傷が生涯に渡って二人の人間関係にひびを入れることも少なくない。この訓練においては師弟関係を結ぶこと自体にも覚悟が必要だ」

「マティアスさんはなぜそんなに大変な覚悟が必要なことを僕と行おうと思ってくれたのですか?」

「私はグランノルンの人々を守る騎士だ。人の持つ力の底上げにつながる物を作ろうとするハルトに力添えをするのは当然のことだ。ハルトは物を作るだけではなくそれをいかに上手く使いこなすかにも心を砕いているだろう? 飛甲機に関していえば航路を確定するための地図の作成も提案している」

「これまでの地図は街道を馬車で何時間とか馬車を基準にしたものだったので。それに地形的に正確な地図はいつか役に立つことがあると思います」

「同感だ。新たな経路を取るのだからそれに即した地図は必要だ。それに俯瞰した視線からの地図は戦のみならず新たな視点を与えてくれるだろう。少し話がずれるのだが聖地の位置を正確に調べるようにしたのは何故なのだ?」

「僕や他の転生者が転生した場所だというのもあるんですけど、人の地に入った蟲は聖地に引き寄せられる習性があります。何らかのエネルギーが関連してるんだと思うんですけど。土地に宿るマナの量も多いですし。これもいずれ何かの役にたつのではないかと」

「国防だけではなくエネルギー利用も見据えていると理解すればいいか。それも良い心がけだと思う。――実は我が家は先代の王に繋がるの傍系なのだ。しかし私の使命は王家に返り咲くことではない。グランノルンの国力を上げ、人々の暮らしを豊かにすることに貢献することこそに私の目的はある。その意味でハルトに共感することは多い。グレースはまた違った道からのアプローチではあるが根底に流れているものは同じだと私は思っている」

 マティアスの打ち明けた個人的な事情と人柄に感銘を受け、この人を信用しよう、とハルトは心に決めた。グレースの名が話題に上がったが今はそこには触れず、自分が乗り越えるべき試練の師となるマティアスに信頼を寄せる。

「よろしくお願いします」

 ハルトはマティアスに向かい丁寧に頭を下げた。

「うむ。こちらもよろしく頼む。今日は昼食後に間食を取ったか?」

「いえ」

 今日のハルトは隔日の学園の合間にある平日の午後遅くであるが開発に熱中していて間食どころではなかった。

「ではこれから神殿に向かおう。経験に勝るものはない」

 

 マティアスと共に馬車に乗り、王宮を出て神殿の裏門に入ると車寄せで降りた。神殿を取り巻くように作られた花壇には色とりどり夏の花が咲き、白くそびえる神殿に色を添えている。

 数人の荘厳な白い神官服を着た聖職者達に出迎えられ、青い神官服の壮麗な女性に「神殿長、御加護の鍛錬に参られました」と引き合わされると、その金眼をハルトとマティアスに向けてから、こちらへ、と振り返った女性について廊下を進む。側近を伴った神殿長が階段を下りはじめた。

 神殿長、と呼ばれた女性が着ているのは鳥の人の族長であるアルフリードとよく似た青い衣で全身に金色の刺繍が施されている。長い神官服のすそを上げて燭台に照らされた階段を降りてゆく。階段を下る度に清楚な紺色の長い髪が揺れる。

 もしかしてこの神殿長も転生者だったりして。青き衣に紺色の髪、それに金眼。グランノルンに本と印刷をもたらした人なのかも。そんなわけないか。それとも神殿長がこういう人っていうのもノーラの意思? というか願望なのかもしれない。 それにしては大人の女性だけど。

 それらの真偽を確かめる間もなく

「加護と試練の間の扉を開けるのも久しぶりですね」

 神殿長が『加護と試練の間』呼ぶ部屋に通された。

「マティアス様はよくご存知でしょうから私はこれで」

 警護の騎士を表に残し神殿長と側近が退出すると、扉が閉められハルトとマティアスの二人になった。

 黒い壁と天井と床、暗く六面ともが黒い空間の中には半透明な青い球体が淡く光りながら浮いている。ハルトの身長と同じくらいの球体の両脇には一回り小さい楕円形の鏡が自立し、シンプルな幾何学模様に縁取られた鏡はアンティークというよりはデジタルなイメージを受けた。


「では始めようか。危険だと思ったら私が止める。それまで祈りを続けるように」

 ハルトはゆっくと教えられた祝詞を紡いでゆく。

「天と地を統べる神々よ。この世界に満ちる力の源であるマナを扱う術を我に授けよ」

 ふぉん。球体が微かに振動し光を放った。ハルトの体から熱が奪われ寒気さむけを感じる。それと共に両脇の鏡から体に帰ってくる命の脈動。その流れが寄せては返す波のようにハルトと球体の間を巡ってゆく。マナの循環の中に置かれたハルトの体が空中に浮遊する感覚に包まれてゆく。次第にハルトの中で様々な記憶が心の表層に浮かんでは消えてゆくようになる。ハルトが心に引っかかる負の感情を伴った記憶に出会うと、その記憶が居心地の良い場所を見つけたと言わんばかりにまとわり付いて離れない。

 幼い頃に失敗して気に病んだこと。

 解決しないまま忘れてしまっていたこと。

 ハルベルトの記憶からも同じような感情が色濃く表層意識に昇ってくる。

 ――大丈夫だ。怖い思いは転移する時にも経験した。あの時に比べれば耐えられる。

 巡るめく感情は後ろめたい記憶と清純なものとが交互に現れてくる。しかし後悔の念が強いものほど長く意識にとどまろうとする。ハルトはそれらを心の中に受け入れ、解決し、解消することで新たな力となって帰ってくるのを感じた。帰ってきた力が次の瞬間には根こそぎ持っていかれて空虚になった心にまた次の疑念が浮んでくる。

 

「真の己の姿を見つめ、それと向き合え」

 

 耳には聞こえない言葉がハルトの心に直接響いてくる。

 次第にハルトに顔にねっとりとした玉の汗が浮かび、自重に耐えられずに流れ出す。苦悶の表情に体が震えだしたところで、一連の流れの輪からハルトは突然切り離された。

 ハルトの意識が自分の体を感じようになると、凍えるような寒さと重さに包まれていることを自覚した。

 酷い頭痛と吐き気にハルトは両膝を床につけて前かがみになって崩れ、両手も床につけると早く深い呼吸をくり返した。

「今日はここまでだ。この導入部の訓練を一日おいて5回くりかえす。それを終えたら毎日この時間に鍛錬を行う。開発中に意識を集中できる時間は短くなると思った方がよいだろう。肉体的なトレーニングは体調を見ながら調整してよい。しかし肉体が衰えると精神的な負荷が高くなる。体調を見極めながら体力を落とさないようにメニューを組むとよいだろう」

「あ、り、がとう、ございま、した」

 ハルトは力を振り絞るように立ち上がりマティアスに礼を述べた。

 


上級騎士になるための試練に臨むことになったハルト。

次回は狐人族からノーラに面会依頼が来ます。

「猫耳と狐耳と」 月曜日の投稿になります。

花粉症なのにマスクのストックが残り少なくなってきて不安です。外出をやめてストック増やそうっと……

良い週末をです☆

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