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しるし(詩集)

drifting

作者: ごり

空の色がうすかった 旅に出た

先のことなど考えるな

進め

うすい道だった

幸せは探せなかった

帰れ

うすい意志だった

そこは壊れてた

かたちが歪んでた

まるでさむくなくなった

皮膚が死んでた

眠りこけたかった

ぷかぷか浮かんでた

心とんでた

心うすかった

歩き方をわすれてた

記憶をうすくしたのは誰の仕業なのか

からだの中はうすかった

きょうもいきているのか

きょうも空の色はうすかった

風がうすくしたのか

いや風は雲をとばしただけ

残った空は広がった

色をなくそうか

透明がいいか

空の色なんてどうでもいい

むしろ淀んでほしい

あ あ あ あ あ あ あ ああーーー


叫びたい


生きてるなら


生きるなら


生きろ





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― 新着の感想 ―
[良い点] 感性の良さが感じられます
[一言] これまでの作風と変わりましたね。 漂流する者の心、うすいという言葉から、失った希望を感じます。 生きているなら生きろ 希望を見出し生きて行こうと言う意思でしょう。
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