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はじめてだから… [熱盛!]

配信を始めて一週間、配信生活に慣れながらも

一つの懸案事項を抱えていた




「あーーーーー、外に出たい…」





いや、ほんと…

元が大学生なのもあるが

マクド食いたい、

牛丼食いたい、

らーめん行きたい、

焼き肉食いてぇ…




おかんのご飯はおいしいんだけど、

いかんせん健康に良すぎてねぇ、

なんというかねぇ、ねぇ?





体に悪そうなの食いたい

分かる人いる?

今猛烈にジャンクフードを食べたいんだよねー




「そんなに外行きたいの?」

「……ナチュラルに私の部屋でくつろぐのやめない?」

「ここがいい」

「さいですか」




なんで、

さも、当たり前のようにいらっしゃるんでしょうね、

ほんと




そのうち襲ってやろうかしら

個人的には姉弟って感じがしないし…




見た目は完璧なんだけどなー、中身がなー

ほんと、

エッチで知的なお姉さんだったら

よかったのに…




頑張ってるんだよ⁈




「それでどうなの?」

「外にはいきたいってより、買い食いしたいって感じ」

「そっか、じゃあ一緒に行く?」

「母さん許すかな?大丈夫?」

「大丈夫でしょ、私、強いもん」

「そうでしたね」




新しい家族はスペックがおかしかったりする

例にもれずこの人もすごい




高校までキックボクシングをしていて、

負けたことがないらしい

聞いたときは、スペック盛りすぎ(笑)

と思ってたがマジらしい




だったらなんで華奢な体なんだよ

マンガのキャラかな

ここまで来たら六眼もあればいいのに




熱盛!!

あ、熱盛が出てしまいました。失礼しました。




「じゃ、許可取りに行くか」

「ん」

_______________________

「外行きたい?ゆきちゃんも一緒に行くから大丈夫って?」

「そっ」

「うーーーーーん、まぁいいわ」

「おっ、まじですか!」

「えぇ、ずっと言ってたしね、ゆきちゃんも一緒なら大丈夫でしょうし」




ほんとにすごい効果だ

あの姉が一緒だということを伝えただけで

簡単に許可が出るだなんて

大丈夫?考え直さなくて




「さっ!行こ!行こ!着替えてくる!」

「初めて見たな…あんなはしゃいでるとこ…」

「まあ、二人きりは初めてだからじゃない?」

「あーそいうことね」




「ねぇあきっ!この服とこっちの服どっちが好き?」

「落ち着きなさい、彰が驚いてるわよ」

「だって、初めてだもん!」

「そんなにかな…」

「デート!」




……

そんなこったろうと思ってたよ

ほんと、ブレないね




「ほら、早くして」

「こっちの方が好きかな」

「わかったっ」

「俺も着替えてくるよ」

「お洋服、どこおいてるかわかる?」

「さすがにわk……」




どこだっけ

あった気はするけど…

てか、今の季節ってなんだっけ

夏服でいいのか?




冷暖房完備の家に引きこもっていたため、

まったく季節感がわからず

どんな服を着ればいいのか、

そもそも部屋着以外の服があるのか

自分の部屋に戻って確認する




「しょうがないわね、ここにあるわよ」

「よかったーありがと!」

「お母さん定期的に洗ってあるから、埃とか虫食いとか大丈夫だと思うわよ」




用意周到すぎる母の偉大さに感謝しながら

どれを着ようか悩む




ていうか、こんなにいる?服が20着くらいあるんだけど

これ、夏服だけですよね…

現役大学生だった時よりもあるんですけど

何なら、服を買いに行く服がないどうしよー

まで思ってたのに




どうしよう大学生力が足んない

ニートでしたね、はい

でも気持ちは!すみません。はい




「これでいいや」

「ちょっとまってっ、こっちも着てみてほしいなぁ」

「ん?わかった、どう?」

「いいわね!私が思ってた通りだわ!」




なるほど外に出ない私に変わって

お母様が選定なさってくださったのですね

こんなにいったかな、服?

私ニートですわよ





「終わったよ!早く行こ!ん?どうしたの?あっ」

「あっ厄介なのが」

「私もやりたい!こっちはどう?」

「こっちもいいわね!あっ、これはどうかな」

「そっちもいいね、今度はガラッと変えてこんな感じは?」

「それもいいわね、じゃあじゃあこっちの系統は…………」











んー、ほんとに男女比くるっとんかこの世界は

全然変わってなくね⁈

全然、似たような経験したよ




えっ、なんだよ

うるさいなー誰だっていいだろ

しつこいって

もう、わかった、わかったって!言う!言う!言うってば!




















お か あ さ ん




ここまで引っ張といてなんだけど

こっんなにっ悲しいことある?




さて、現実に戻ろう




「このT-シャツならこっちのパンツが」

「それよりこっちの方が彰に合うんじゃない?」

「いやいやこっちの方がっ」

「そうかしら、このままじゃ水掛け論ね、じゃあ、着てもらっていいかしら?」




いつまでやっとんじゃこの人ら

いいかしら?じゃないが

このままだと昼ごはんが晩ごはんになっちゃうよ



一生止まる気のしないコーディネーター二人の

会話を止めるべく、殺し文句を使う




「あのさ、このままだとデートお預けになるよーいいの?」

「それはいや!着せ替えはまた明日しよう」

「着せ替えされると、半年くらい外に出たくなるかも」

「うっ、ど、どうすれば…」




「デート一回につき、着せ替え三回までにしよう」

「そうね、また今度にしましょう」

「じゃ、じゃあこの服で行こ」

「決まった?じゃあそれでいこう」



え、マミーともするの?

_______________________

なにげに初めてだなこの世界の外

す、すごく緊張してきた

日課としてやってる

ベランダで黄昏る俺カッコイイ中に

見る景色は全く違和感なかった

けど、男女比が違うって実際どんなだろう




期待と不安、前と今の違い

配信をはじめる際と似たような緊張感がある

今となっては心強い姉の手を握る




「どうしたの?やっぱり、服似合ってるか不安?

もうちょっと考える?」

「それもちょっとはあるけど、違うよ」




さっき散々やったじゃない

ほんとうに心強い

一周回って安心する






なんか書いてたらお出かけ準備に2000文字も使ってたので

今回はとりあえずここまでで


ところで答えてくれたらうれしいんですが、

この世界の設定とか転生直後のファーストインプレッションいります?

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― 新着の感想 ―
[一言] 毎度、楽しく読ませてもらってます。 設定は書かなくて良いと思います。気楽に読みたいので
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