試み✕目的
休載✕休載要素はありません
☆
「あー、あ、あー」
「声、聞こえてるー?」
「いけそう?」
コメント
:きこえてるー
:きこえてる!
:愛してる!
:きちゃ
:いけてるー
:きこえたー
:きちゃ!
「よし、いけそうだね」
「ま、今日もねいつも通りbaroやろかな、最近さー見られるからちゃんとねー、エイム練習してて、ちょっといい感じになってきたんよね」
コメント
:そうなん?
:結婚して!
:ちゃんとプレイしてるの見たことないからわかんね
:わかんない
:そういやそうじゃんw
:いつもコントしてるしw
:そういや、ランクってどこ?
「そういや、いつもちゃんとプレイしてませんでしたね」
「なんで、できないんだろう」
コメント
:いやぁー、なんででしょうねw
:草
:なんでだろうね
:人気者は違うなーw
:そりゃあね
:先生、婚活したいです!
「婚活会場じゃないんだが?あと、場所選んでねぇから、ただのナンパだよ、それ」
「んー、久々にちゃんとやりたい感あるんだよね」
コメント
:そりゃそうだわw
:でもどうやってやるの?
:草
:ランク荒らしたくないってカジュアル回してたのに
:どこに行けば結婚できますか
「わかった、決めたわ」
「今から、視聴者の中からフルパ作ろう」
コメント
:えっ
:やばくね
:どうやるの?
:え?
:まじ?
:どういう集め方するの?
:えっ
:まじっ?
:やばっ
「じゃあ、ねー、ルールは、まず、vc使える人
あと、配信に乗ってもokの人、これ必須ね」
「決め方はコメント安価式でいくか」
コメント
:お、まじ!
:きちゃー!
:まじか
:きちゃー
:きちゃ!
:あの、スパムのソフトってどこに売ってますか?
「えースパムと分かり次第BANですよと、私からフレンド送るんで、じゃあね、IDをもうそのままコメントで打ってもろて」
コメント
:HON#TUYOI
:あかね#3742
:チョコミント歯磨き粉#MITOMENAI
<七星エイト>:sevenstar8#SETTA
:愛しのドレイク#114514
「あ、ママいるやん、じゃあママは決定でやるかフレンドとディスコのID送るわ」
コメント
:うらやま
<七星エイト>:よっしゃああーーー!!
:わたしがママよ
:ずるい
:あちきがママです
:アタイもママでやんす
なんかイナイレの遺伝子が
栗松、帰国の準備をしろ
「じゃあ、もういっきに行こうか」
「じゃ、いくよー、せーのっ!」
コメント
:さかな#TINANAGO
:girleatsboy#love
<秋>:↑
:しゃけ#level1
<秋>:↑
:やきにくまんぼ#シーシャ
:眠れる森のおかん#810
:flaat#1050
:Uriboy#INOSISI
:俺じゃなきゃ見逃してしまう#PANTIRA
<秋>:↑
「おしゃ、じゃあ一旦コメ止めてー、メモるわ」
「ママにスパナあげるわ、手伝って」
______________________________________
☆
「よしっ、全員送れた、かな、じゃあ、ママとディスコ繋ぐか…何気に通話初めてだなー」
「あっ、はじめましてーで、いいのかな?
よろしくー、気軽にママって呼んでね?」
「はじめましてー、付き合いじたい、4ヶ月ちょいなんだけど…なんか、変な感じだわw」
「確かにねw」
今までは、チャット上の会話しかなかったが、初めて声を聞くと、意外とハスキーな感じだった
「あのさ、聞いてみたいんだけどさ、私が配信始める前までの印象ってどんな感じ?」
「えー、でもねー依頼は初めてなのかな?って感じと、お金持ちのぼんぼんなのかなーって」
「そうなの?」
「そうwだってまず、一枚の相場ってどれくらいですか?から始まったじゃんw」
「そうだわ」
「そうだよwで、リテイクの時、同じ値段ですか?ってwその時ぼってやろうかと思ったw」
「おいw通報でーす」
「まぁ、今じゃ私の子供兼旦那だからねー、人生ってわかんないよねー、みんな、諦めちゃダメだよ、人生って何があるかわかんないんだから」
「急にコメ欄みたいなノリやめな」
なんと言うか安心した、いつもの会話とそう変わんない、当たり前のようだが、ボイチャとチャットでは雰囲気が変わる人はそう少なくない
だからと言って、あきくん好き好き、早く私を捕まえて!なんて言われても困るが
「ママってbaroやるの?」
「全然、fpsはやるけどbaro自体はあんまりかな」
「そうなんだ、ランクできる?」
「あーいけるいける、そんなやってないけどダイヤはあるよ」
「それ、けっこうやってね?」
おかしいな、ニートの私でプラチナなのに
私より忙しい人が
他のゲームの片手間にダイヤって……
泣いちゃう
「ていうか、あれだね、普通にママ呼びするんだね」
「え、そんなに意外?」
「うーん、ほら、コメ欄のあなたのお姉ちゃんよとか、生き別れた妹ですとか、全く相手にしないじゃん」
「なんか…それ全く別じゃね?同じくくりなの?じゃあ名前で呼ぼうか?」
「うわっ、うわー、心の中でバブみを求めている自分と彼氏を持ってる高みの見物女をしたい自分がいる!どうしよう⁈どっちがいいかな」
「……」
「え、ちょっ、なんで黙るの?」
なんででしょうね
この人、純粋に彼氏欲しいわけじゃなかったんだな
マウント用と母性用か…
「そんなんだからモテナインダヨ」
「なっなんでカタコトなの⁈私なんかした⁈
てかっ!失礼だな!!同人誌にするぞ!」
「さ、全員入ってきたかな今日はこのメンツでランクを走っていこうかな」
「ねぇ!答えてよ!結構な脅し文句だと思てたのに!切り札だと思てったのに!」
「それではいんきゅー」
昨日アリブレで300万のカギを持って帰れなくて泣きそうになっちゃった