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人形の涙  作者: 高坂翡翠
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朝。目を覚ます。

半開きの目に、光が差し込む。まぶしい光に、一瞬なにも見えなかった。

しばらくして見えたのは、昨日意識をなくした時の、そのままの景色。

死後の世界が見えるのでは。そんな事を考えていたから感動したのか、どうせなら死んでいればよかったと思ったからなのか、わからないが、私の口は弧を描いていた。

微笑んだのか、自分自身を嘲笑ったのか、良く解らない笑みを浮かべるために、綺麗な弧をかいていた。



「さて、行くか。」



起き上がり、誰に向かってでもなく、言葉を放つ。

今日はどこまでいけるだろう。

迷ってしまうのか、運がよくてフルールについてしまうか。いい方も悪い方も考えながら、険しいその道を歩いた。



―――――――・・・・・



歩き出して数分。

いや、数時間かもしれない。時間感覚まで麻痺してきた。それでも、足が鉛のように重くなるまで歩き続けた。

足が痛い。そこまで歩いたんだ、数時間歩いたのだろうか。いや、私の体力は普通ではない。数分でそうなってしまうかもしれない。


空っぽの頭が、ひたすらそんな事を考えた。

喉が渇いた。とか

お腹がすいた。とか


そういう叶えられない要求を、考えないように、空っぽにする。他の事を考える。それができないのなら、唾と一緒に飲みこんだ。



今は何月だっけ?嗚呼、12月だ、冬なんだ。

あの鳥は何色をしている?嗚呼、綺麗な青だ。

今は何時だろう?嗚呼、お腹が鳴った、お昼くらいだ。



自問自答をくりかえす。要求を遠ざけるよう

に、質問しては答えて。

でも、たまにそれがあだとなって、余計要求が大きくなる。


早く着かないか。そう思うと、なんだか虚しくなった。そんなに簡単につくわけがないのに、そう思ってしまう自分の心が。




歩いて、歩いて、歩いて、あるいて。

夜、街の明かりが見えた時に飛び上るほど嬉しかった。

もう動かない足を無理やり動かして、街にはいった。花の街、フルールに。



「やっと、ついた・・・」



夜。今何時かはわからないが、とにかく夜。

昼のにぎわいは消えて、静まり返っている。

花の国も、夜になればこんなに静かなのか。現実を一つ知った。


重い足を引きずって、近くの森へと向かう。

倒れそうだ。でもこんなところで倒れるわけにはいかない。

この容姿のせいで、殺されてしまうかもしれない。

だから、せめて目立たない森へ・・・・・。


足が痛い、すぐにでも倒れそうだ。それでもよういぇく森へはいった。

入って、人目に付かないところまで行って、そこでようやく倒れた。



フルールにこれた。ここにきてやっと、希望の光が見えた気がした。

前回やっと本編に入れた私。

嬉しい。が、完結は程遠い・・・・。

頑張ります。。。

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