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②雨乞い協会からの勧誘

リンリンリンリン・・・・・・

リンリンリンリン・・・・・・


電話だ。

依頼か。


「はい。本当の雨男です」

「あっ、はじめまして。わたくし、雨乞い科学レボリューションラボのものですが」

「はい」

「依頼をしたいのですが」


実験のお誘いがあった。

知らない。

存じない。


雨乞い科学レボリューションラボとはなんだ。

知らないが、レボリューションは革命だ。

自らそう、命名する。

かなりの自信だ。


説明をされた。

雨の大切さについて、などなど。

熱弁された。

信じられる。

信じていける。

信じ進めていける。


「水不足は、今深刻化しています」

「はい」

「方法がないのが現状でして」

「はい」

「お力を貸していただけますか?」

「はい」


協力者として契約をした。

自分の不自由より、みんなの自由。

自分の幸せより、みんなの幸せ。

みんなの幸せが、自分の幸せ。


「科学実験的なことをするのですが」

「はい」

「ほんの少し、キツいかもしれませんよ」

「大丈夫です」

「お時間は、そちらに合わせます」

「はい。今からもう空いてますけど」


電話しながら、外に出た。


「いいんですか? では、今日の夕方は?」

「いいですよ」

「では、よろしくお願いします」

「はい」


これからもう、本格的な実験するのだろう。

いるだけなら。

かなりツラくないのなら。

誰かのタメになるのなら。


電話を切った。

メールで、場所などを確認する。

玄関の外の、ちょっとした屋根の下にいる。


外に出たときは小雨だった。

でも、今は緊張が天気に反映されたのだろう。

嵐が起きていた。

豪雨だ。

稲妻だ。

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