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①本当の雨男とは

室内にいる。

それだけで、その地域は絶対に晴れる。

室外に出る。

それだけで、その地域は必ず雨になる。


正直、キツい。

天気で左右されるものは、山程あるから。


天気を決めることのできる存在。

僕は、そんな男だ。


扉の内側、扉の外側。

その僅かな違い。

距離にすると、10センチもない。

そんな小さな変化で、天気はくっきり変わる。


歩きひとつで、誰かの人生を変化させてしまう。

ヤバイ男だ、僕ってヤツは。


また、不安定になっている。

空と僕は、いつも不安定だ。

僕がいない地域の空だって、いつも不安定だ。


僕の心模様で、空模様も細かく変わる。

本当に、勘弁してもらいたい。


雨の強さ。

日射しの強さ。

風の強さ。

全部、感情と連動している。


お金に不自由はない。

ただ、行動の不自由は、全ての不自由に繋がる。




リンリンリンリン・・・・・・

リンリンリンリン・・・・・・


電話だ。

依頼か。


「はい。本当の雨男です」

「あっ、はじめまして。わたくし、雨乞い科学レボリューションラボのものですが」

「はい」

「依頼をしたいのですが」

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