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白き死神のGディバイド  作者: 河原 机宏
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プロローグ

 地球は環境汚染が進み人類が生活できない状態になりつつあった。

 地球連合政府は地球保全計画を立案し、人類の宇宙進出を早急に進めていった。

 宇宙空間に人類が居住できる構造体であるスペースコロニーを多数建造し地球からの移住が半ば強制的に進んでいった。

 そして、宇宙移民が本格的に開始され、これを契機に時代は西暦からフロンティア・エイジへと変更された。

 フロンティア・エイジ70年以降、『地球連合軍』と水面下で癒着関係にある『ノブリス』と言われる組織が地球の権利を独占していた。

 それに反論した各コロニー群は、政治的に事を解決しようと試みたが、『地球軍』は武力にてこの運動を鎮圧した。

 この騒動を発端として、地球圏では『地球軍』と『コロニー連盟』による戦争が勃発する。

 これにより、様々な分野の技術開発が一気に進み、オービタルトルーパーと言われる機動兵器が誕生した。

 その動力には、近年開発されたばかりのターミナス・リアクターが採用された。

 ターミナス・リアクターから発生するターミナスエナジーは非常に高出力であり、オービタルトルーパーの武装として強力なビーム系統の兵器が次々と開発されていった。

 これ以降、戦闘はオービタルトルーパーを主体とした内容のものになっていき、今までにない強力な兵器を使用した戦争は甚大な被害を生み出し、地球圏の人口は60%にまで減少していった。

 この現状に恐怖した『コロニー連盟』は終戦を持ちかけるが『地球軍』は応じようとしなかった。

 『地球軍』のやり方に絶望した『コロニー連盟』は、計画に賛同したコロニー群を地球圏から離脱させ、テラフォーミングの進められていた火星圏とコロニー開発が始まったばかりの木星圏へとそれぞれ向かったのであった。


 それから約100年後。木星圏では7つのエリアに分かれてコロニー群が形成され人々の生活は比較的安寧を保っていた。

 そんな中、『地球連合軍』が火星圏に侵攻し、火星はその統治下に置かれたとの知らせが木星圏に届く。

 木星圏の有力者達はいずれここにも地球軍の侵攻が始まると考え、『地球軍』との戦闘を視野に入れた木星圏内の紛争行為を鎮圧するための軍事組織『シルエット』を立ち上げた。

 それから2年後、フロンティア・エイジ220年。

 予期していた『地球軍』の木星圏侵攻が本格的に開始され、『地球軍』と『シルエット』の戦いの火蓋が切っておとされたのであった。

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