第3話、僕とマキと学校
学園偏スタートですっそれではどうぞっ
朝7時、僕は昨日の夜にマキが一緒に寝たいとだだをこねはじめたので僕はさっさとソファーで横になり寝だしたハズだった…
〜昨日の晩〜
「イヤですよぉ〜私は修真様と一緒に寝たいですぅ」
「黙れ!会ったばっかの男女が同じベッド寝るなんてアレだろーが」
「いいじゃないですかぁ〜ぐすっ」
僕には泣き落としなんて通用しない
「とにかく!僕は今日はソファーで寝るから!明日学校だからもう寝るっ」
と、こんな具合に僕は寝たのだが、この程度で古代兵器が引き下がる訳が無かったのだ
「おい、マキ起きろ朝だ」
僕は今ソファーではなく自分のベッドでマキに抱き枕の状態でしがみつかれている
「ん〜は○わら○がれの群れがぁ〜」
どうやら数人の萩○○行の夢を見ているらしい、とんでもない脳みそを持っているようだ、
「おい、まな板」
「失礼なっ!これでもB…」
「とりあえずその手と足から僕を開放してくれないか?」
「あ、ヤダ私ったら…はっ!?もしかして修真様…夜中に私にイタズラを…」
「あ?俺をここまで運んだのはどこの古代兵器だコラ?」
僕はこれでもかというばかりに怒りを表した
「うふふ、これで私は修真様の心と体を……」
完璧にいってしまっている
「人の話を聞けええ!!」
「きゃっ」
マキは床に尻餅をついた
「いいか!僕が寝ているのに勝手に移動させるな!これは約束だ破った場合は……」
悲しい事に効果的な罰が浮かんでこない…
「破った場合は…?」
「……まぁいいや、とりあえず朝飯作るから顔洗ってこい」
「あ、私が朝ご飯作りますよ修様!」
コイツは人の名前をどんどん省略していくのが得意なようだ
「いや、昨日はマキが作ってくれたから今日は僕が作るよ」
朝からマキの飯で気絶するのはなんとしても避けたい、なんて事は口が裂けても言えない…
「まぁ!優しい旦那様でマキは感激ですぅ!」
「お前バカだろ、」
マキはしょんぼりして顔を洗いに行った
「朝から疲れるなぁ…」
僕は母と離れて一人暮らしなので料理はそこそこ出来る、今日の朝飯はご飯と味噌汁とサラダと目玉焼きだ
「あ、朝ご飯できたんですか?」
「あ、うん食べようか」
普通の朝ご飯を普通に食べる、僕の目の前で上品に食べている女の子に僕は不覚にも見とれてしまった
やはりかわいい完璧にタイプだ、顔はかわいい系で肌は白い、髪は長く腰辺りまである、黒い髪はつやつやさらさらだ、体型はスレンダーで胸は普通くらいだ身長は155cmくらいだろう、
「食べないんですか?」
「…!いや食べるよ、あはは」
僕はマキの一言で我に帰ったのだった
ピンポーン
「宅配便でーす!」
ガチャ
「あ、ご苦労様です」
サインを書いて僕は荷物を受けとった、
「それなんですか?」
「わからない、出した人の名前が書いてないんだ…」
「爆発物ではないようですが…修様は危険ですので下がっていて下さい」
「あ、はい」
マキはダンボールを開けはじめたもちろんあの魔剣でだ…
「きやぁ!」
「どうしたっ!」
「かわいい服が入ってますぅ〜」
「え?これうちの学校の制服じゃんしかも女の子用…」
僕はダンボールの中に入っていた手紙を読んだ
(我が息子よ生きてるか?そうか残念だ)
死ねよクソ親父
(そんな言い方するなんて父は傷ついたよ)
なんだこの手紙は俺の親父は超能力者か
(まぁそれは良いとしてマキちゃんの制服送っとくから二人で学校へ行ってきたら?転校手続きもしといたけんねぇ)
方言使うな
(方言くらい良いだろ?)
…………
(サイズは父の勘だからあわなかったらゴメンちゃい、PS、古代兵器には社会勉強が必要だ)
「重要な所を追伸にしてんじゃねぇええ!!」
手紙を八つ裂きにしたのは言うまでもない
「修様ぁ〜似合いますかぁ〜♪」
かっかわいいっ
「あ、まぁ普通なんじゃない?サイズはどう?」
「なんか微妙な返答ですねぇ…サイズはぴったりですよ」
マキはふくれっ顔だ
「あーはいはいかわいいよ」
「えへへ〜」
「うわっ!もうこんな時間!?おいマキ!行くぞっ」
「あーっ待って下さいよお〜」
僕の学校はそのへんにあるような至って普通の高校だちなみに僕は今、高校二年生だ
僕はギリギリセーフだった、マキを職員室に向かわせ僕は自分の教室に走った
僕は自分の教室に入り席についた後タメ息をつく
「ふぅ〜」
「朝からタメ息つかれると幸せ逃げるからやめてよねっ」
「はいはいそりゃすいませんでしたねー」
「あははっ、おはよ片桐君」
ちなみに遅ればせながら僕のフルネームは片桐修真という、別に作者が主人公の名前を考えるのをすっかり忘れていた訳ではない、決して
「あぁ、
おはよ嘉奈」
今挨拶してきたのは、中学から一緒のクラスメイトで名前は宮崎 嘉奈である
「今日は転校生が2人来るってさっき職員室で聞いたよ?このクラスだと良いねぇ〜」
心当たりが僕には死ぬほどあった…ん?2人?
「そっ、そうなの?この5月に転校生なんて珍しいなぁ〜」
「なんか声が震えてるけど?まぁいいや、あっ先生来たみたいだよ?」
そういってセミロングの茶髪をゆらし僕の隣の席についた
ガララ
「席つけーホームルームはじめるぞぉー」
先生が入ってきてそういうと、生徒達は渋々席についた
「えー急だがこのクラスに転校生が来たのでみんなよろしくっ」
教室がざわつくが僕は青ざめた
「片桐さん入ってー」
「みっみなさんどどっどうもかっかかかっ片桐まっまきですよよよろしくどうぞー」
誰だトランシーバー使ってる奴はってゆーか緊張しすぎだろ
「えーなんでもマキさんは片桐の親戚らしい、というわけで片桐のとなりに席を用意したからそこに座ってくれ」
「はい先生」
「つーわけでホームルームはこれにて終了する」
そう言うと先生は教室を出て行った
「片桐さんって前はどこに住んでたの?」
「片桐さんかわいいねー」
「片桐さん今どこに住んでるの?」
とマキはクラスの奴等に質問攻めに会っている、クラスの奴等と言っても僕の学校は僕の年代から共学になったばかりなのでクラスに男子生徒は8人くらいしかいないのでほとんどが女子だ
「えっとえっとえっと…」
マキは混乱して今にも泣き出しそうな顔をしている、こういう所を見るととても兵器には思えない、
「ふぇえええん」
泣きながらマキは僕に抱き付いてきた、その力は人間の女の子の力ではない、クラスの男子の視線が痛い
「ぐえっ…ぐるじぃっ」
「あーみんな片桐さん怖がってんじゃん積極的すぎだぞー」
と嘉奈がこの場を治めた
「あっありがとうございますっぐすっ」
「いいんだよ、私は嘉奈っていうんだよろしくねマキちゃん」
「はい、よろしくお願いします嘉奈さん」
2人は挨拶を終えると一緒に教室を出ていった
そんなこんなで僕とマキの学校生活が始まった、ここで古代兵器の午前の暴れっぷりを箇条書きにしてみた
・現国で朗読を当てられどこの国の言葉かわからんような言葉で読破、
・数学では簡単な問題をとんでもない数式を使い黒板を埋め尽くす
・休み時間アドレスを聞いてきた男子をどこから出したかわからんミサイルで迎撃
・体育では持久走でブースターを使いとんでもない記録をたたき出した
・古典では登場人物に会った事があるなどと言いだしたので僕が制止した
そんなこんなで昼休みになった
「修様っ一緒にお昼食べましょっ♪修様の分も作ってきたんですよぉ」
そう言いながら弁当を開ける、中に入っているのはどう考えてもこの世の物ではない色は黒い
「ちょっと焦げちゃってえへへ」
と、やっちゃった、という感じで舌をチョロリと出して頭をかいている
「おい、一体どこの国の食べ物だ、っていうか黒いよ黒過ぎっえっ?何これ?炭じゃん?」
「ちょっと焼き過ぎただけなのにぃ〜ひぐっ」
「ちょっと〜言い過ぎだよ!片桐君は失礼な人だなっマキちゃん泣きそうじゃんっ」
黙って嘉奈に弁当の中身を見せたら嘉奈は絶句した
「えーっとたまには購買行こよっ」
嘉奈の苦し紛れの提案で購買部に行く事になった
僕の学校の購買部は人気で人が山のようにたかっている、気を抜くとすぐに売り切れてしまう
「あちゃ〜遅かったかぁ〜」
「今日は昼抜きだな」
「あ、お二方今から私が道を開きますねぇ」
「「え?」」
マキは構えると赤いオーラが湧き上がる、次の瞬間にはマキが放った衝撃波で購買に群がる罪の無い生徒達は吹き飛んだ
「「………」」
「さぁ買いに行きましょっ♪」
「あ……アホかあああああああああ!!!!」
ゴツン!
「いたぁ〜い、修様がぶった〜」
僕が説教している間に嘉奈は僕達の分もパンを買ってきた、
「だから普通の人に向かって…ガミガミ」
「はい、ごめんなさい…くすん」
「まっ、まぁいいじゃない片桐君、屋上行こうよ?」
「むっ…まぁそうだな」
こうして3人は屋上に向かった、
「うわ〜広いですねぇ〜♪」
今日は晴れているのでなかなか屋上で食べている生徒が多い、ちなみに至って普通の学校の普通の屋上だ
「さぁ食べよっ」
「あ、僕焼きそばパンで」
「私はクリームパンが良いですぅ」
こうして3人はパンを食べて残りの昼休みを雑談しながら過ごした、嘉奈には一応マキが魔機であることを説明しておいた
「へぇ〜マキちゃんて人間じゃないんだー」
気付いていない嘉奈もスゴい
「えぇ〜そうなんですぅ〜まぁそんなに人間の方と変わらないんですけどねぇ〜」
「普通の人間からは波○拳なんて出ねぇよ」
「アレよりもっとスゴいのを修様は出せますよ?」
マジっすか!?
「えースゴいなぁ片桐君やってみてよぉ〜」
「やったことねぇよっ!」
「じゃあやってみましょ♪」
え?
そういうとマキは僕の手を握り、合体!っと言いと僕と同化した
「!?マキちゃんが消えちゃった!?」
(あー大丈夫ですよぉ〜今は修様の中にいるんですぅ)
「あ、そうなの?なら安心」
正直、嘉奈の適応能力には驚いた…にしてもマキと同化すると体の底から力が溢れてくる
「なんだこの力っ!?」
(これが私の力ですよ?さぁちょっとさっきのをやってみましょうか修様っ♪)
「え?あ?うん」
(まずは、うーんそうですねぇ両手を上に向けて下さい)
「こうか?」
(そうです、じゃあ次はマキちゃん愛してるよと大きい声で言って下さいっ)
「言えるかボケェエエ!!」
(自爆しちゃおっかな)
それは困る
「わかった言えば良いんだろっ!もうヤケだっ!」
「ま…あ…よ」
(もっと大きい声でっ)
「だああああもうっ!マキっ!愛してるよっ!!」
僕の恥ずかしい雄叫びと共に宇宙戦艦もびっくりの極太レーザーが雲に大穴を開けた
「うわ〜スゴいねぇ〜2人共〜っ」
「はぁっはぁっ」
すうっとマキが僕の体から出てきた
「スゴいですっあんなに強力なのが出せるなんて!私達のラブラブパワーの結晶ですねっ♪」
「はぁっ…二度とやりたくない…」
気付くととっくに5限目は始まっていて僕等は先生に怒られた…
その後は僕は疲れたのか放課後まで眠ってしまった…
「ん〜はっ!しまった!」
「あ、おはようございます修様」
外は夕焼けだ
「とても気持ち良さそうに寝ていましたよっ」
マキはくすくす笑いながら僕を見ている、
「放課後の教室に2人っきり!?きっとラブラブな事がっ」
マキは顔を赤くする
「さ、帰るぞ」
僕はそそくさと荷物をまとめて席をたった
「あー待って下さいよぉ〜」
パタパタとマキがついてくる、実は夕焼けに照らされたマキがとてつもなくかわいく見えて僕の頭はショート寸前だった
その後2で買い出しに行き、家で晩飯を食べた勿論、僕が作った
「修様は料理がお上手ですね〜」
「いやいやマキさんには負けますよ(皮肉)」
「いやぁ〜それほどでも〜(バカ)」
その後の会話で知ったのだが、力を発動する時に掛け声なんて必要無い事をマキは口を滑らしてしまい、怒り狂った僕によりマキの頭にはたんこぶが1つできたのだった
「明日も学校楽しみですねぇ♪」
マキはルンルンである
「あ、明日土曜だから学校ないぞ」
「そっそんなっ!?修様〜どうにかして下さいぃ〜」
「だああああ、くっつくな!どっか連れてってやるから!」
あ、ヤバ
「ホントですか!じゃあデートですねっやったぁ!」
「デートじゃないから」
「明日はお出かけ〜♪」
どうやら今は何を言っても無駄なようだ、目がいってしまっている
「じゃあ私もう寝ますねぇ〜♪」
マキはわくわくしながら元僕の部屋に入って行った、僕はソファーに横になった
「はぁ…マキと出かけるのかぁ…」
僕はとんでもない約束をしてしまった…なんて事を考えていると僕もいつの間にか寝てしまっていた
読んで頂きありがとうございます、次回は買い物偏ですお楽しみにっ