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第四十一鈴 勇者の譜面

最強の勇者ハリオは響達一行に勝負を仕掛けてきた。彼のスキルはタイムリープ。何度も戦いを繰り返し戦いを攻略していくのであった。モサ子、のなかが軽々しく負け続け最後に響との戦いが始まる。

ハリオが放ったレンガを響は軽々と弾き飛ばした。


「相手の攻撃を弾く…ノーツ化スキル。それが私の能力!」


響は譜面の円盤と目を輝き始めハリオとの戦いが始まった。


「防御力に特化した能力?楽しませてもらう!」


ハリオはポーチにある木の実を宙にばら撒く。


「着火」


ばら撒かれた木の実はハリオによってついた火で一瞬にして炎が生まれた。


バンッ!


ばら撒かれた木の実の量が多くその場で爆発する。


「え!?なに!?自滅!?」


響は火まみれになるハリオをみて驚く。


「油断は禁物だよ」


ハリオは響の真横にいた。


「…!?裏魔法!」


ハリオはわざと爆発を連発させて空気中の魔力に負荷をかけ裏魔法を使い先ほど響が弾いたレンガ

を拾い攻撃を仕掛けていた。


「くらえ3連撃!!」


ハリオは響にレンガで連続攻撃を仕掛ける。


ーーーチリン


タタタン!タタタン!!タン!タタタン!!


響はハリオの全ての攻撃の譜面を簡単に弾き飛ばす。


「まだまだ!」


ハリオは回転を使った攻撃を仕掛けてくる。


タタタタタン!!タン!!!タタタタタン!タン!


最後にハリオはレンガに回し蹴りを加え、そのレンガを響に向かって放つ。


バンッ!!


しかし響は軽々しく弾き飛ばす。


パンッ!


弾かれたレンガはハリオの元に戻ってくるのであった。


「…全く攻撃が効かない。最強の防御ってことか」


ハリオは響の無敵さに圧巻された。


「…ハリオの攻撃って…」


響は話し始める。


「なんだ?俺の攻撃が、どうした?」


「えっと…なんかチュートリアルの譜面だね」


「は?」


響はハリオの基礎に沿った攻撃をリズムゲームの序盤にノーツの速さやタイミングを確認するチュートリアルの譜面に感じ取った。


「いったい…どういう意味だそれは?」


「いや、なんか動きがきっちりしてて面白みにかけるっていうか…」


「面白み?きっちり?」


ハリオは知らなかったのだ。このタイムリープを繰り返してきたことによってどんな敵でも一撃で倒せる弱点、タイミング全て把握しているが、自分の攻撃パターンは序盤の冒険者達と同じ、いわゆる基礎的な動きでしかなかった。


「…響」


「え、あ、はい!」


「面白い!俺は自身の戦いを客観的に見られたことがなかった。今のその言葉、それを知れただけでもこの戦いの価値があったもの同然だ」


「え、じゃあもう戦いは終わり?」


ハリオが開き直ったのをみて響は戦いを終わらせようと提案する。


「それは難しい。響、お前は俺にとって越えるべき壁だ。俺はお前を倒して俺の強さを証明してみせる!そこに戦いの意味がある!」


「意味がわからない…」


ダンッ!


ハリオは地面を踏み込み響との間合いを狭める。


ーーーチリン!


響はリズムを感じてハリオのノーツを確認する。


(あ、足を狙ってるのか!)


ハリオはスライディングで響の足を狙う。


「その謎の円盤から響お前自身を離す!」


タタンタンタンタンタン!!


響はハリオのスライディングをタップダンスで弾き飛ばす。


「…ぐっ!」


地面にスライドされながらハリオは起き上がる。


「ハリオはポーチから大型の剣を出した」


「え!?そんな大剣どこから出したの!?」


ハリオはそのまま剣を地面に突き刺した。


グサッ!!


土をえぐるように剣はしっかりと地面に刺さる。その剣の上に飛び乗ってハリオは大剣を再びポーチにしまおうとする。


ポンッ!


大剣は消滅し、ハリオはポーチから再び大剣を出す動作をする。


「裏魔法…シークレットブレード」


ハリオは透明の何かを掴んでいる。その物体は先ほどの大剣のように見える。


「いやだから!それバクだよ!」


響のツッコミを無視してハリオは剣を振るそぶりをみせる。


「普通の敵には見えないとっておきだ!」


透明の何かが響に向かってくる。


ビュン!


風を切り地面の草を揺らし、


「うらぁ!!!」


ハリオは響に振りかぶる。


ーーーチリン


裏魔法で透明化した大剣を響は見ることができなかった。しかし響には大剣のサイズに沿って出現するノーツがしっかりと見えたのだ。


「私の前で小細工は無駄だよ」


響は手にバチを出現させて大剣の譜面を弾き始める。


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!


「な、なんなんだお前は!?」


ハリオは響によって透明の大剣が粉々に砕け散っていくのがわかった。


ダダダダダダダダダダダダダダダンッ!!!


大剣は砕け散り、ハリオは響の譜面の間合いで武器を無くし次の作戦を考える。


「…響!!…お前は無敵なのか!?」


ハリオはそう問いかける。


「無敵?違うよフルコン決めてるだけ」


ーーーチリン!


響の鈴がなる。


「オンステージモード」


響の目と譜面の円盤が赤く光る。そして響の服がフリルのついたアイドル衣装に変身する。


「は?」


「教えてあげるよハリオ。私の強さを!」


響は『生き急ぎすぎP』さんの『ホッピングジャンピングラブ』の曲を流し始める。


「無限の可能性を描いた少女!私の理想の少女の曲!!」


「いったいなんの話だ!?」


「私の全力…受け止めて!」


響はハリオに一撃を決める。


ダンッ!!!


「ぐうぇっ!」


ハリオの顔面が揺れ、脳が揺れる。


ダンダンダンダンッ!!!


響の連撃が始まる。


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!


「これがぁ!響の力がはぁっ!」


ダダダダダダダダダダダダダダダダダンッ!!!


「もちろんフルコンよね!」


響は曲のAパートを決めてガッツポーズを決める。


「がはっ!!」


ハリオはその場で倒れた。


「ひさびさだよ。こんなボコボコにされたの…」


「ハリオこれで満足?わかったら一緒に魔王討伐行こうよ」


「いやまだだ。俺はまだ、負けていない」


「え?」


ーーーチリン


鈴が鳴り、ハリオはタイムリープの能力を使って意識を過去に飛ばすのであった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

2026年初投稿でございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

ハリオはバグ技を多用しますが、武器の性能や攻撃にはしっかりとした武器や技が必要です。

次回からハリオ目線での物語が始まります。お楽しみください。

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