第二十三鈴 バジル・バトスの猛攻
地上の毒発生の元凶と噂される天空の覇者バジル・バトスの攻撃を受け天空の王国の住民ケセパサ達は空に散っていくのであった。残された響、のなか、モサ子とDライダーズはバジル・バトスに攻撃を仕掛ける。
周りの空気がバジル・バトスの雷撃により一気に重くなる。
さっきまで一緒に戦っていたケセパサの丸こげた体が次々に地上に落下していく。
その光景を見て響一向は動きが止まってしまった。
「そんな、ケセパサさん達が…」
響は助けられなかった思いで胸が苦しくなった。
「響!!後ろだ!」
良のドラゴンに乗ったのなかが響に叫ぶ。
バジル・バトスは響の真後ろにいた。
「わかってる。見えてるよ。のなか。」
バジル・バトスは大きな口を開き響に噛みつこいうとした。
響は目を青く光らせ、バジル・バトスを睨みつける。
ーーーチリン
響の髪に付けた鈴が鳴り一瞬時間が止まったように見えた。
響にはバジル・バトスの攻撃の譜面が見えていた。
タタタタタタタタタタタタタタタッツ!!!!!!
響を噛みつき口を閉じるバジル・バトスの口が響のノーツで弾き渡りバジル・バトスは跳ね返る。
「見せてごらんよ。あなたの本気」
ーーーチリン
再び、響の鈴が鳴り響はオンステージモードに変身する。
「な、なんだ。あいつ変身したのか!てかアイドル衣装?」
「そうだあれは本気の響の姿だ!」
「私たちも話てないで響ちゃんの後に続くよ!」
Dライダーズとのなかは響を見ながら話している。
「もちろん、フルコンで決めるよ」
ケセパサ達が倒された気持ちが響をさらに高鳴っていく。
バジル・バトスは翼を使い再び竜巻を起こす。
強風に打たれながらDライダーズは必死にバジル・バトスに向かい打つ。
響を乗せた譜面の円盤はゆっくりとバジル・バトスに向かっていく。
ダッ!!!
竜巻にとって飛んできた瓦礫を響は弾く。
ダダッダッツ!!
さらに飛んでくる瓦礫を弾き続ける。
ダッ!!ダッ!!!ダダダダダダダダダダダダダッダダダ!!!!!
響はリズムに乗って瓦礫を弾き始める。
譜面の円盤は竜巻に対して逆そうして動き続け竜巻を無力化する。
バチンッ!!
バジル・バトスの体に電気が溜まっていた。
ケセパサ達は竜巻のなかのこの雷撃を喰らいやられたが今回の竜巻は響が全て弾き切っていた。
バフウウウン!!
竜巻を弾き切った響を中心に雲が晴れ強風が巻き起こる。
「響、本当にすごいな。」
Dライダーの健二は響を見上げ力の差を感じていた。
バジル・バトスは自分の体に蓄えた雷を放ち雷撃を繰り出す。
「もちろん、必殺技は真っ向勝負!」
響は勢いよくバジル・バトスの放つ雷撃に向かっていく。
ダダダダダダダダダダッダダダダダダダダッダダダ!!!!
雷は空気に摩擦を発生させながらじんわりと染み渡る。
ダダダダダダダダダダダダダダダッダダダダダダダダダダダダダダダダダダッダダダ!!!
響の弾くノーツはその摩擦に化学反応を起こし雷を無力化していく。
ダダダダダッダダダダダダダダダッツ!!!
響がノーツで弾き通りすぎた後の空気は透き通り青々としていた。
ダダダダダダダダッツ!!!
バジル・バトスは初めての光景に響をじっと睨みつける。
響の後ろからDライダーズも続いてバジル・バトスに突撃をする。
「響がくれたチャンスだ!俺たちも決めるぞ!」
雷撃を弾いた響とDライダーズはバジル・バトスに攻撃をする。
グオオオオオオオオオオ!!!!
突然バジルバトスは咆哮をする。
バリバリッツ!!!バチンッツ!!!!
天空からくる大きな太い青色の雷撃がバジル・バトスを直撃する。
「な、なんだ、自滅か?」
「のなか、そんなわけないでしょ」
バジル・バトスは煙から姿をゆっくりと表す。
その姿は黒い体に青色の血管を光らせいた。
「この姿聞いたことがある。俺の兄貴がやられた姿だ。噂は本当だったんだ…」
健二は立ち止まる。
「健二の兄さんが戦った時のバジル・バトスの最終形態。バスターモード…実際に見たことがなかったから信じられなかったけど、ケセパサ達の話は本当だったってことね」
麻耶も続いて話始める。
「バスターモード?よくわからないが一皮剥けったってことだな」
「私の変身みたいなものかな?」
のなかとモサ子が気が抜ける話をしていた。
ーーーチリン
響の鈴が鳴り、バジル・バトスの攻撃の譜面が見える。
「みんなくるよ!」
バチンッツ!バチバチッツ!!!
バジル・バトスは自身から向かって5本の太い雷の柱を響達に向かって出現させる。
「危ない!」
Dライダーズは間一髪で雷の柱を避ける。
しかし雷から直線上にバジル・バトスがいる状態になり響達は次の攻撃が避けられない。
「この柱に近づくとビリビリってするよ!」
柱の外に出ようとするモサ子が柱と柱から発生する雷に驚く。
「完全に逃げられないな」
良とドラゴンに乗っているのなかは覚悟を決めた。
「みんな任せて!攻撃は私が全部受け止める!」
響は一目散でバジル・バトスに向かっていく。
バチンッツ!!
5本の柱の中心にもう一本雷の柱が出現する。
ダダダッダダダダダダダダダッダダダダダッダダ!!!!!
響はとっさに雷を弾き始める。
ダダダダダッダダダッダダダダ!!!!
雷の柱は響の譜面の円盤をも飲み込む大きさでまっすぐに出現する。
「響!!!」
雷の柱は響を包み込んでその先まで伸びていく。
Dライダーズとのなかとモサ子は中心に伸びる雷を避ける。
「響が雷の柱に飲まれた!!!」
響のノーツを弾く音がどんどんと柱の奥に遠ざかっていく。
バジル・バトスは中心に伸びた雷の柱に沿ってDライダーズに向かってくる。
「モサ子!俺たちの特訓の成果を見せるぞ!」
「うん!健二いくよ!」
モサ子は健二を乗せてバジル・バトスに向かう。
「良!俺をバジルに向かって投げてくれ!俺が奴の気を引く!」
良はのなかの言葉を信じて、良のドラゴンの尻尾を使いのなかをバジル・バトスに向かって勢いよく投げる。
「のなか!無理はするなよ!」
健二が飛んでいくのなかに向かい言葉をかける。
「無理すんな?逆にそんなことできないだろ」
のなかは迫りくるバジル・バトスを見ながら呟く。
「俺はこの世界に来てから全くの無力なんだ。響、モサ子レベルの違うスキル保有者に俺は完全に埋もれちまう」
のなかは自身のバトルのスーツのエネルギーを貯める。
「だから、ここで!俺はお前の気を引いて見せる!」
キューーー!!
のなかのバトススーツは高い音を響かせながら光り始める。
「MPSマーク28光源雷撃以上に輝き尽くすぜ!」
空中に飛んだのなかのスーツが雷撃の青色を打ち消すような虹色の光を輝き始める。
バジル・バトスはその光に目をくらませて動きが鈍る。
「今だ!健二!良!麻耶!」
虹色の光の中からDライダーズが連携攻撃を仕掛ける。
ズサッズサッ!!!
良の乗るドラゴンがバジル・バトスの首元に爪で斬撃を繰り出す。
グサッツ!!!
次に麻耶の乗るドラゴンが頭のツノでバジル・バトスの首の傷をえぐる。
「モサ子決めるぞ!」
雷撃が放たれる前にモサ子は速度をあげバジル・バトスの頭部に頭突きを決める。
ドスッツ!!!!
バジル・バトスは一瞬の出来後に対応できず、直撃を喰らう。
「よし!連携攻撃が決まったぞ!!」
「やったね!健二!」
しかしバジル・バトスは最後に攻撃を仕掛けたモサ子の尻尾に噛み付いた。
「うっわわわ!!!!!」
モサ子はその場で振り回られる。
モサ子に乗っていた健二も振り落とされる。
「良はのなかを助けて!健二は私が助ける!」
麻耶は健二に向かって飛んでいき健二の手を掴んだ。
「すまない!麻耶助かる!」
良ものなかに向かって手を伸ばす。
バチバチッ!!
のなかは雷の柱の外に出てしまい、良は柱と柱の間の雷に手を火傷する。
「…のなか!」
良はのなかのの手を握れなかった。
「良、いいんだ。あとは頼むぞ!」
のなかは空に舞い地上に落下していく。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
大型ドラゴン:バジル・バトスの名前ですが、仮名がラズベ・ザンダーでした。
タイトルに入れた時「あ、美味しそうな名前!」と思ったので変更してます。
変更漏れがございましたらお知らせください。
次回はのなか回になります。そろそろ地上が見えてきます。




