第十九鈴 Dライダーズ
天空の王国に来た響達。そこに来た王国を守るドラゴン乗りのDライダーズのドラゴンをモサ子は丸呑みしてしまった。
毒で朽ち果てようとしていた地上に3人のドラゴン使いがいた。
槍爪健二、立知津良、真壁麻耶。彼らは科学が進んだ世界で唯一ドラゴンと絆を結んでいた人間達であった。
ある時地上の危機に天空の王国『テレマエ・ラテ』が姿を見せた。王国の王は天空の脅威であるバジル・バトスからこの王国を守ることを条件に天空の王国に毒で逃げ場をなくした地上難民を王国に受け入れることを約束した。
彼らは地上の難民を救い王国に連れてきてはバジル・バトスからの攻撃も3人の連携技で撃退しこの王国の英雄になりDライダーズという愛称でみんなに親しまれていた。
◇
「あああああああああああああ!!!!!!!」
健二の叫び声が響き渡る。
「モサちゃん!」
「あのバカモサ!」
響とのなかも驚きが隠せなかった。
モサ子はDライダーである健二のドラゴンを丸呑みしたのであった。
モササウルスは広場に降り立つと人間の姿に戻る。
「えへへへへ、よろしくね!Dライダーさん」
モサ子は健二に笑顔を向ける。
「お前ええええええ!!!!!」
健二はモサ子を掴みあげた。
「待て待て待ってくれ!そいつはバカなんだ!」
「そうだモサちゃん!私たちをこの世界に運んでくれた時みたいに実は食べてないんじゃないかな?」
響とのなかが割って入る。
「ううん。食べちゃったよ」
スンとした表情でモサ子は答える。
「この化け物めぇぇぇぇ!!!!俺の相棒を返せ!!!!!」
Dライダーの健二は気が狂い叫んでいた。
「Dライダーのドラゴンが殺された!」
「Dライダーのドラゴンも殺された!もうおしまいだ!」
ケセパサ達も戸惑い暴れ始める。
「ど、どうしよう。モサちゃん大変なことしちゃったみたい」
「え、私食べただけなのに」
モサ子はしょんぼりとした。
「み、みなさん、一旦落ち着いて!食べた理由はわかりませんが、きっと事情があるはずです」
優徒はDライダーの健二とモサ子を離した。
「みなさん一旦私の家に来ましょう!」
優徒はケセパサ達やDライダーズを後にして3人を連れて行った。
◇
天空の王国についてから半日が過ぎた。
響とのなかとモサ子は優徒の家に招かれた。
「どうぞ、この王国の有名なストレート砂利チィーです。」
優徒は3人にお茶を用意した。
「ありがとうございます。優徒さん。」
「なんか美味しいのか、まずいのかよくわからないお茶だな」
「あちぃぃ!あちち!」
3人は落ち着きその様子を確認して優徒は話を始める。
「いいですか。あなた達はとても大変なことをしてしまいました。この王国を守るドラゴンを食べてしまったんです。この王国の唯一の脅威であるバジル・バトスが襲ってきた時この王国は一貫の終わりです」
「悪いことをしたな。しかしドラゴンを連れたDライダーはあと2人いるだろ?そいつらがいれば大丈夫じゃないないのか?」
「Dライダーズの槍爪健二、立知津良、真壁麻耶、この3人は英雄なんです。この3人の連携によってバジル・バトスを撃退しました。1人でもかけたDライダーズではこの王国は守れません」
「そういうものなのか」
のなかは静かに頷く。
「優徒さん、助けてくださりありがとうございます。もしよければそのバジル・バトスの話を教えていただいてもいいですか?何か協力できることございましたらなんでも手伝います」
「おい、ちょ、響!」
のなかは響を止めようとした。
「のなか、しょうがないよ。私たちが起こしたことだし困っているなら助けてあげよう」
「もし皆さんがその気でありましたら、私からDライダーズの皆様に相談してみます」
「話は聞いかせてもらったぜ」
部屋の奥からDライダーの健二、良、麻耶が出てきた。
「いいかまず俺はその怪物は絶対に許さない。だが、その上でもし協力してくれるなら一緒にバジル・バトスを倒すのを手伝っていただきたい」
健二はさっきまでの荒れ狂っていた姿とは違い落ち着いていた。
「健二ちゃん、ドラゴンがいなくなったのにやけに落ち着いているのね。もし私の旦那がおそわれたら私立ち直れないわ」
健二の後ろにいた麻耶が呟く。
「こんな時だけど他に手段はないんだ。」
健二は悔しそうに言う。
「実はバジル・バトスのとの戦いからラズベ・ザンダーの住処が北の天空に浮ぶ岩山だと分かった。
毎回やつは俺達が救助に向かう先のエリアに一足先ついている。もしかするとこの王国への襲撃も実は俺たちに救助を願っての行動なのかもしれないと考えている」
「バジル・バトスは私達の味方かもしれないってことですか?」
優徒は戸惑いながら聞く。
「断定はできない。しかしもし仮にバジル・バトスが人間の味方であるならば、地上に毒が蔓延した原因も知ってる可能性はある。やつは天空からあらゆる脅威を監視していると聞いたことがある」
「そういえばこの世界の脅威はそのドラゴンだけじゃなかったな。まぁ人間による人工災害とでも言うのか?」
製造の国からきたのなかはイメージがあるように呟く。
「毒の発生原因は未だ分かっていません。現在分かっているのは雲と共に毒は広がり、雨になり町全体に降り注いでいます。その雨に打たれたものは肌が紫色にただれてしまい。そのあとの姿を見た人たちはいません」
麻耶が真剣な表情で話す。
「俺たちはその雲が晴れる日に地上に降りて住民を救っているんだ。キリがない作業になるが、少しでも人の命を救おうと必死で頑張っている」
「そうなんですね。その、あなたのドラゴンをモサちゃんが食べてしまって申し訳ございません」
「私もごめんなさい」
響とモサ子は頭を下げる。
「お前達には是非俺たちと一緒にバジル・バトスの討伐を頼みたいが、お前達の能力を教えてくれないか?」
健二は2人に聞く。
「まず俺からだな。俺はのなかだ。俺はこのMPSと言うバトルスーツで戦うんだ」
「バトルスーツ?それでほんとにドラゴンと戦えるのか?」
「えっと私は、能塚響です。私はリズムゲームで相手を弾きます」
「リズムゲーム?戦いは遊びじゃないぞ」
二人の回答に戸惑うDライダーズ
「えっとね。えっと!私空飛べるよ!」
モサ子は元気よく答えた。
「空を飛べるだと!」
周囲は驚き始める。
「モサちゃん飛べたっけ?」
「確かに空間に出たり入ったりでモササウルスが飛んでいたけどな。まさかあれのことか?」
「あれって空間出しているだけで落下してるだけだったような」
「モサ子と言ったか?俺のドラゴンを喰らったのは絶対に許さないが。よかったら俺のドラゴンがわりになってくれないか?」
「私がドラゴン?」
モサ子はキョトンとした表情をした。
「ああ、明日の朝Dライダーズに相応しいか確かめさせてもらう」
健二は真面目な顔でモサ子に言うのであった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Dライダーによる会話回でした。次回Dライダーズの試験回になります。




