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やさしかったね

作者: Soraきた

やさしかったね

気づいたとき、声をかけてくれた

不安になって落ち着かないとき

落ち着いてるあなたを見ても

安心出来なかったときでも

やさしかったね

やさしすぎないくらいに


わたしはある理由で

この街から旅立つ

理由を言うまでもなく

あなたに伝えても

特に関係するものはないから


駅前のにぎやかさとは

当分お別れとなるけど

待ち合わせの場所としては

やっぱり、なつかしく想う


よく晴れた日に

手をかざしながら

あなたを探した

突然の雨には

傘がないほうが

かえって良かったときもあった


背中合わせで

本を読んでは

もたれかかった、あの感触は

いまも残っている

ココロの奥にある想い出よりも

ずっと残っている、というか

残してある

寒くなってきたから

窓を閉めようと

わたしが立ち上がろうとしたとき

バランスが崩れた

そんなときは特に

ふたりの存在感を知った


やさしかったね

でも、やさしすぎたのかな・・

わたしもあなたも

お互いが選んだ「やさしさ」は

バランスが崩れたとは

今も思ってはいないけど



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