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【新堂怪談】  作者: 新堂本舗☆
7/11

聖ガブリエル学園女生徒連続不審死事件

胸糞話です。


内容が違うならまた、短編で移します。

 始まりは、国内でも有数の全寮制の女学校で起きた事件だった。


被害者は此の寮の寮長と学園の生徒会長を兼任していた黒川百合華。聖ガブリエル学園高等部二年生、年齢は十七歳である。


密室の寮の自室で不自然なくらいに首が伸びて捻られていたのだ…。


黒川百合華と対を為す様に城木優梨愛という少女が聖ガブリエル学園に存在していたのだが、夏休みの終わりに首を吊って自殺していた。


色素の薄い茶色いフワフワした長い髪の城木優梨愛は誰から見ても申し分のない美少女で、裕福な家庭で優しい両親に育てられ誰にでも優しい才色兼備の美少女だった。


黒い真っ直ぐな黒髪を肩で切りそろえた黒川百合華は全体的にキツイ印象を周りに与える美少女で、成績は優秀だが複雑な家庭で生まれた才色兼備の美少女だった。


中等部から入学してきた黒川百合華と幼稚舎からいる城川優梨愛…目立つ二人は何時しか聖ガブリエルのオデットとオディールとチャイコフスキーの白鳥の湖に例えられて呼ばれていたのだ。


しかし面白くないのは悪者役にされた黒川百合華だった。


彼女は裕福な母親が自堕落に放蕩を繰り返して生まれた誰が父親かも分からないこどもだったのだから余計に、何不自由無く皆に愛される城木優梨愛を憎んだのだ。


発端はそんな些細なこと…だが、子供の無邪気な残酷さと大人の狡猾さを併せ持つ少女という生き物は集団になればどんな残酷な事も笑って出来るのだ。


中学時代から黒川百合華は城木優梨愛の取り巻き達の弱味を握っては自分の「お友達」にしていた。


そして高校生になり遂に城木優梨愛を虐める様になった。


初めは無視をしたり物を隠したり捨ててしまったり…そして困った顔で無くした物を探す姿を見ては笑っていたのだ。


だが、二年になって城木優梨愛が生徒会長と寮長に任命されてから虐めでは無く、犯罪行為へと移り替わってしまう。


コンビニで買い物をした城木優梨愛の鞄にこっそり口紅を入れて万引きをしたと言って脅迫したのだ。


何かの間違いだと訴える城木優梨愛を公道で全裸にしてみんなで映像を撮ったり、記念写真だと言いながら泣いて嫌がる優梨愛の全裸を携帯端末で撮り、出会い系サイトに流した。


そして一番、彼女たちが生理的に受け付けない男を四人選んで騙して呼び出した城木優梨愛を犯させて援助交際したのだ。


嫌がり泣き叫び助けを呼ぶ優梨愛を、黒川百合華は笑いながら蹴って皆にも彼女に暴行するように指示する。


その時には他の少女達も事の異常さに気づいていたが、自分が同じ目に遭わされるのだけは嫌だったから言う通りにしたと言う。


見知らぬ醜い男たちに汚されて、友達だった少女達にその忌まわしい行為を一部始終撮られてはもう城木優梨愛には逃げ道は無かったのだ。


それからも定期的に男の相手をさせられて、機嫌が悪ければ殴られ蹴られ…果ては見えない場所をライターで燃やされたりしたらしい。


夏休みになると黒川百合華が家で嫌な事があったらしく、城木優梨愛を呼び出して学園の校舎裏にある桜の木に首を吊る為の縄を用意し、彼女に首を吊る様に命令したと言うのだ。


しかも、取り巻き達は彼女が首を吊る手伝いまでしていたらしい。


胸が悪くなる話を清楚に学生服に身を包んだ少女達が涙ながらに語るのを其処に居た大人たちは聞いていた。


少女達が自分達が行なった罪の話を終えると食堂の窓ガラスが全部割れて、大きな家鳴りがして机や椅子が動き出す。


明らかに目には見えない存在する筈の無い者が怒っているかの様だ。


ガラスが割られた食堂の雨戸が突然大きな音を立てて閉ざされた…処刑の為の密室が出来上がってしまった。


「「「城木さんごめんなさい。もう許して!」」」


半狂乱になりながら、涙や鼻水を垂らし、みっともなく口々に許しを請う少女の首が次々に飴細工みたいに捩じられていく。


友人が無惨に目の前で殺されていくのを見て、少女達は逃げ場のない食堂内を腰を抜かし後退りしたり、鍵が掛かっていない扉を一生懸命に開けようとする。


ニガサナイ


城木由梨愛の可憐だが、怒気を孕んだ声が聞こえた気がした。


ただ、助けを求めながら逃げ惑う少女達は友達が無残に殺戮されるのを見ているしか出来ず。


目を閉じたくても瞬きさえ出来ずにいる。


「嫌ぁぁぁ!」

「許して!お願いだからぁ!」

「死にたく無い!」

「助けて!助けて!誰か!」


ザワザワザワ


空気が変わると共に形容し難い不快な臭いが食堂内に立ち込めた。


私も嫌だった…

許してって助けてって

何度も何度も何度もお願いしたのにっ!


皆んな笑って止めてくれなかったじゃない?


悲しくて辛くて恥ずかしくて痛くて


でも笑ってたじゃない?


だからもう話はしないわ


死ねばいいのよ


私を皆んなで笑いながら縄に吊るしたみたいに!


可憐な少女の悲痛な声がその場にいた全員の脳に直接流れたと、思った瞬間に纏めて三人の首が伸びて捻れた。


残ったのは眼鏡を掛けて髪を後ろに一つに束ねた地味な容姿の少女だけ。


「いや…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」


顔は涙や鼻水や涎を流し、腰を抜かし失禁している。


人を殺しておいてどれだけ身勝手な謝罪かなんてイジメた側は理解していない…だからこそ今現在の状況でも意地汚く、身体中の体液で汚れた醜い姿でも命乞いするんだ。


だが、無駄な事。


残った少女の首も飴細工みたいに伸びて捻れて生き絶えた。


全てが終わった後の食堂には少女達の変死体が散らばるばかり…。


一方では、城木優梨愛を未成年だと知りながら買った男達の変死体が見つかり、警察では同一犯の犯行として捜査されたが犯人は未だ見つかっていない…。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


また、頑張って更新しますのでよろしくお願いします。

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