プロローグ
息抜きで投稿していきます。
仕事が忙しいので、出来れば週3であげられるよう頑張ります!
「はぁ~…」
僕はルイ。小さな村に住んでいる僕は、みんなから精霊の加護がない出来損ないと言われている15歳だ。
10歳の時に精霊の加護を取得する【精霊の儀】で、この村で唯一加護を得られなかった僕は、村八分の扱いを受けて1人で暮らしている。
「精霊の加護があればこんな扱いはされなかったのにな~…何で僕だけ何だろう……」
そんな事を考えながらボロボロの我が家に帰ってきた。両親はいつの間にか居なくなったし、1つ下の弟も両親を探して出ていくし……色々あったがまぁ……何とか暮らしている。
一番不思議な事は毎日食事が用意されている事だ。人が出入りした形跡はないし、村の人達がやるはずもないしなぁ~………
「まぁいっか。いただきまーす!!」
今日は御飯と味噌汁と焼き魚かぁ!いつもながら美味しい♪もし会えたらお礼言わなきゃな!
………………
さてと。
晩飯の後はいつもこの錆びた剣に祈りを捧げている。別に深い意味はなく、何となくやっている。何故だが分からないが、やった方がいいと感じているからだ。
「明日は良いことありますように。さて今日は寝ます…か?」
ルイが立ち去ろうとすると、一瞬だが剣が光った。今まで一度もなかったが、何故か勝手に手が剣に吸い寄せられる。
『やっと触れてくれた。待ってたよ、マイマスター』
誰かの声が聞こえる。何だか懐かしい感じだ。
・エクストラスキル《精霊剣》を取得しました。
・錆びた剣→精霊剣【第一段階】に進化しました。