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久しぶりの恋

作者: 原田朱里

久しぶりに恋をした。


大学の先輩、たまに会う先輩はどこか不思議なオーラを放ち近寄りがたい雰囲気が出ていた。



前回恋したのはいつだろう。

高校まで女子高で育った私は、恋に対して妄想ばかり膨らませていた時期があった。

そんな時期は今考えてみればあまりにも浮世離れしていて、あまりにも滑稽だったかもしれない。


それでも大学に入ってからはちゃんと恋をしたと思う。


大学というのは、学問の場と言いながら実体は出会いの場だ。

それは、日本全国の現役生と卒業生が首を縦に振る事実だと思う。


もちろん、恋愛以外の出会いもあると思うが、高校で妄想を膨らませた私には出会いのチャンスそのものに他ならなかった。


大学に入りたての私はとりあえず恋をした。

私には初めの相手であったし、あまりにも刺激的な恋であった。

しかし、恋と言うのは長続きしないことも同時に知ることになった。


女の勘というものは非常に怖いものである。

思いたくないことも思い描いてしまって、大概の場合は現実になってしまう。


そう、その恋から私はしばらく恋をしたことはなかったのだ。



久しぶりの恋をしたのだ。


大学の先輩に惹かれ始めたのは、今学期が始まってからである。

それまでは話してもくれなかったのに


先輩はとても私に優しくしてくれたし、なによりも話していてとても楽しかった。


先輩にご飯に誘われたとき、私は少しいじわるをしてしまった。

最初は、クリスマスの予定が空いていたのに、空いていないことにしてみた。


先輩は少し慌てた顔をしていたかもしれないが、それでも別の日程で決めてくれた。



ご飯の席で、私はデートに誘うと思った。

でも久しぶりの恋で、上手く先輩を誘うことはできなった。


結局、友達に相談して友達と数人で出かけることにした。


そのデートも明日に差し迫った。

私は気の利いたことでも言えるだろうか、先輩のそばに寄れるだろか


そんなことを考えていると寝れなくなってきた。

これが久しぶりの恋なのか


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