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生きる
夜の終わりを告げるサイレン
怠さの中顔を出す強迫観念
引き摺られるように 布団から這い出す
労働の対価は最低限の生活?
最早人生の愉しみなど放り投げた
愛だの恋だの 溺れる余裕もなく
会いたかったはずの人も 手放してしまった
何になりたかった? 初心など疾うに遠く
見えていたはずの幸福は 泡のように消えた
どう見通していた? 机上の空論は敵
汚れていても不安定でも 使われる前に使え
手前の意志はどこだ
人権なぞ何処でも手に入らない
ならば如何する?
甘んじても甘くない世界を どう生きるのか
答を出す頃に人は息絶えるのだろう
仕方ない 愚かさを嗤って狡猾に生きろ




