秋空
明るい空に ずいぶん薄くなった白い雲がかかる
見上げた先があまりに遠くて 足元がぐらついた
晴れの日を好きな私のままなら
きっと傷つけることはなかったんだろうな なんて
こんな考え もう必要ないけどさ
近いようで 遠くて
傍にいるようで 全然ちがくて
好きだけど 嫌いで
フィクションみたいに思い通りになんか 以ての外で
ぜんぶが混在する相手こそ恋人なのかも って
んなわけないか わけわかんね
好きだからこそ 喧嘩して
自分の考えと比較して あーだこーだ悩んだりして
ああもう こんなの分かるわけない
気付いたら一緒にいました なんて言ってる奴等はとりあえず滅べ
この間まであんなに鬱陶しかった太陽が
あんなに遠くで 嘲笑うようにこっちを見る
うるっせぇや 馬鹿野郎
こちとらただの ええかっこしいなんじゃ
誰が経験豊富だと言った?
下手したら人並み以下じゃい こんにゃろう
ああもう どうにでもなれ
っつって連絡するほども 真っ直ぐじゃねぇんだ
昔泣きながら電話した時も 実は内心苦笑してたんだろ? なんつって
ほらまた面倒臭いモード そんな訳ないのに
静かに傾いていく太陽に 孤独を思い知らされる
分かってんだよ 馬鹿
私が何と言おうと
お前は確かに 綺麗なんだ
分かってるからよ
もういちど
都合がいいのは 分かってんだ
せめて ごめんくらいは言ったって
罰は当たらないよな?




