透明少女
薄明るい白が カーテンを押し退ける
冷蔵庫が小さく唸り 眠れない目を開けた
欠伸ひとつ 髪をかきあげ外を覗く
電車の音 微かな夜の匂い
思わず外に出たくなる
階段駆け上って 重たいドアを開けて
上着着て来れば良かった なんて
一瞬で吹き飛んだ
いちめんの 光
それぞれの暮らしがあって
それぞれの宝があって
結局 それぞれが合わさることなく
だけど絡み合って生きてて
私もそうなれたら
少しでも 絡み合えたら
私を覚えてくれてたら 隅に置いてくれてたら
透明な私だけど 好きでいてくれたら
本当に 本当に嬉しい
小さく震えた 肩抱いて
小さな光に 目を凝らす
一緒に眺める人がいたら
語り合えたら 楽しいかな
それぞれの道があって
それぞれの歩き方があって
その途中で一瞬 すれ違うだけの人々
透明な私には 気付かないかな
私も 虹みたいになれたらな
もしもあなたが 見えない私を
大切にしてくれるなら 嬉しいよ
そっと側で 支え続ける
もしもあなたが 孤独な私を
抱きしめてくれるなら 嬉しいよ
小さく 涙 こぼしながら
あなたを幸せにし続ける




