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孤高の花


 いっそ泣いてしまえたらどんなに楽だろう

 そんなことばかり考えては 打ち消す

 泣いたって何も変わらない

 理性が 頭が そう冷ややかに言う


 私をここに縛り付けたのは誰

 私よ そう 私

 望んだのは 過去の私

 恨むなら恨みなさい

 過去の自分を


 いっそ死んでしまえたら どんなに楽だろう

 そんなことを ふと思い

 慌てて打ち消す

 ああもう 全ては私のせいなんだから


 時はきっとすぐに駆けてく

 そう きっと すぐに

 だから 今だけ

 ほんのちょっとだけ 頑張れば良いの

 その後のこと? とりあえず今は良いじゃない

 寂しさなんか 似合わない

 全部吹き飛ばして

 笑ってやれば 良いじゃない


 いっそ 全てを突き放して

 孤高の花に

 孤高の花に なってやろうじゃないの

 美しく 凛とした

 一輪の花に


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