バラの上で
文字数がかなり少ないです。ご了承ください。
「あ~、ったくよ~」
梅雨も終わりに近づき、本格的な夏が始まろうとしている、そんなとある日のことだ。
オレ、ビィは、誰かさん家のバラの花にとまって、体を休めていた。
オレは、蜂という昆虫だ。誰もが一度は見たことがあるだろう、ブーンという羽音が特徴的な、あの昆虫である。
夏が近づき気温も暖かくなってきたので、こうして元気に生活しているのだ。オレがこうしていられるのも、暖かい日差しをくれる太陽さんのおかげだぜ。
だが、しかしだな……。
「ちょっと暑すぎじゃないのか? 異常気象だぜまったくよ……」
地球温暖化っていうんだっけ? そのせいで、まだ七月だというのにクソ暑い。もう少し涼しくてもいいと思うんだけどなぁ……。
どうでもいい話かもしれないが、オレは正式には働きバチだ。しかし、蜂の仲間と一緒に巣を守ったりするのが好きではないため、毎日特にすることがないのである。平凡だが暇な日々だ。
……ん? 『平凡』……?
いや、それはちょっと違うかもしれないな。なぜかって?
お前ら人間たちにだったら、すぐに分かるだろ。




