表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼は寝ている  作者: 国見あや
7/58

夫の道

ところで、世の一般の東大出身者は教育環境などの背景がすこぶるほどよく、学費にもお金をかけて手塩にかけて育てられたイメージが個人的に勝手にしてしまう。私の夫の場合は公立育ちで塾は中学のときしか行ったことがない。高校の合格発表も力まずゆっくり寝てから午後見に行くような、おっとりした、欲のない人で私とは真逆の位置にいる人だ。

私は自分のことはさておき、頭のいい人が昔から好きだった。三高などと言っていた時代のように高学歴に加えて経済力、身長までは全く考えもしないが頭の良い人はしつこいが好きなのだ。

こんな夫は逆に人間ができているのか、おごらず、高ぶらず、自慢しない。学歴自慢は夫がいちばんみにくいものだと感じているようだ。私は自分の能力の弱さから余計に夫のポテンシャルの素晴らしさをアピールしたくなってしまうのだ。さぁ、朝になったのだよ。夫を起こそうかな?すやすや眠っている顔は幼く見えてかわいい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ