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彼は寝ている  作者: 国見あや
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夫の支度わずか5分

 いやいやこれはちょっとまずい、と思ったのは小説の更新をしていなかったこと!


 昨日は各地で最高37度の超猛暑日であったらしい。我が家の温度計もエアコンを1台だけつけていたけれど32度を差していた。いやはや暑いのなんの集中力が途切れそうでDVDをひとりで観ていた。


 すると夫のほうをみやるとまたしてもこのくそ暑い中、涼しげに寝ながら本を両手で持ち上げて読んでいる。その本は全38巻になる内村鑑三の本のうちの1冊だ。なぜか23巻からおもむろに取りだし読んでいる。


 そして昨晩暑いあまり寝付けなかった私は今朝4時には起き、昨日疲れてできなかった夕飯の洗い物の残りを洗って、洗濯もついでに2回洗濯機を回しながら、夏はよく晴れてくれるからすぐ乾くし、洗濯好きの私にはたまらんな、と思いながら寝ている夫を起こさないよう静かにしていた。


  6時にエアコンをきかして寝ている夫を見ると、なんと起きていて昨日の内村鑑三本をいつもの姿勢で寝ながら読んでいた。


  私はためしに寝ながら本を読むってそんなに楽なのかと夫の習性を見習い一度やってみたことはあるが本を持っている両腕はプルプルしだすし、首や肩にも力が入ってえらくこってしまう。そう、これは私には無理だ。そう判断した。


  内村鑑三全38巻はたまたま夫の仲良くしている古くからの付き合いである友人の伴侶のお父様がお亡くなりになられ、色々片づけをしていて見つかり、是非とも内村鑑三が好きな夫に差し上げたいとご夫婦から申し出を受け38巻と同じ数字の夫が38歳になる誕生日の前日プレゼントされた。


 「これも自分の今年の流れなんだな。」


 夫はときどき独自の感性で天上界の話をするのだが宗教を一通りさらってきた人が言うので私もその表現に慣れている。


 因み今年の4月にカトリックの復活徹夜祭で夫はカトリック教徒になった。今はもとからどのどの宗教のカテゴリーにも関わらずに素朴に世界の平和を実践、実行していくための若い頃からミッションをどう活動していけばよいか模索中。


 とりあえずサラリーマンとしてお勤めして毎日を過ごしておりますが。


 7時なりそうな気配で私も朝から着実に、というかただ早く起きたせいでもあるが家事をこなし、少し朝の出だしで疲れている。あと20分後には日曜の朝のミサに夫と出かける。


 夫の出かけるための支度はスーパー早い!これには本当に驚く。ひげを剃ったりしながらも5分で着替えまで済ませている。すぐに出かけられるのだ。本当にあまりの早さにびっくりする一方、寝ていることが好きなので布団から這い出すまでの粘りかたには閉口する。


 さて、7時台にもうすぐ入ります。教会のミサは7時30分きっかりに始まる。まずは日本語のミサで9時30分は英語ミサ、最後に11時30分に教会のミサが始まる前に伝統的に鐘が町中を響き渡らせて心地よいもうひとつの日本語ミサで教会のミサは終わる。信徒数約3000人の教会なのである。我が家からは歩いて5分ないしゆっくり歩いても7分!近いな、ありがたいが時間がせまってきたので、私はゆっくり支度いたしますか。




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