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彼は寝ている  作者: 国見あや
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過去は過去

 おっ、やったぁー!昨夜まで出社拒否を暗にかもしだしていた夫が7時30分に起きると、7時40分には家を出た。布団でもがくこと約20分。うだうだうだうだ・・・。これがブルーマンデーの夫なのです。


 でも、起きてから冗談言いながら、歌ってひげそり。傍から見てあんなにぐずっていた夫には見えません。私は正真正銘の心の病をかかえてしまっているけれど、一方で繊細に見える夫はそういうのとは縁がないタイプ。でも、分かりませんね。心の病は誰もがいつなってしまうか分からない、ある意味誰でもなってしまう可能性があると今の時代では言われていますからね。


 最近身近に心の病があることをオープンにしてきている人が多い気がします。私はむかしからだし、それは偏見の多いこの社会で自分をそうアピールする中で逆に自分を守っているともいえると思います。


 夫は出がけに私も朝から早く起きているようだし、「眠くなったら寝ていいからね。」と優しく声をかけて玄関から出ていきました。「がんばってね。」と心の中で夫も「今日一日が上手くいきますように。」と祈ります。


 さて、私はこの後の予定はゴミだしして、そのあとは銀行に実家の商売のために当座に入金に行くこと。それから近所の歯医者に行かなくてはなりません。それがすんだら保険の手続きかな?


 たまに夫のお昼休みに夫にメールすることがあります。(ストーカーのような妻なのか?)まぁ、用事があるってほどでもなく、正直暇であったり、夫が少し気になるから。夫は昼休みはひとりで食事をとり休憩しています。地下に夫が今勤めている会社には図書室があるようで毎日そこにいるようです。「ふ~ん、なんか読んでいるの?」と一時聞いてみると夫は「ぼーっとしてそんな気分じゃないよ。」と返答していました。


 夫はコミュニケーションをあまり、というかほとんどとらない、と以前書いたことがあるけれど、私とはだいぶ違うな、と思う。私は話相手がいたり、お互いの信頼関係を築くことをとても大切だと思うし、ひとりぼっちはえらく寂しく感じて疎外感を感じてしまうタイプだから。夫は幼少期のトラウマがあるようだ。彼は身体が弱かったし、すぐにひとつ下に弟が生まれたため、集中して愛情をそそいでもらう期間が短かったり、内気なところがあるので友達の輪に入れなかったり。転勤族で何十回も転校したりしてクラスに馴染めなかったり。そんな彼は勉強をがんばるようになって賢くなっていったようです。それだけではないと思うけれどね。


 夫の過去は過去。私の過去だって、過去は過去。現実をみつめて今を精いっぱいに充実させましょ!

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