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彼は寝ている  作者: 国見あや
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睡眠をとろう

結局朝は6時に目覚め、睡眠不足は否めない。3時過ぎに寝たほうが良いという夫のアドバイスはそれでも賢明な判断だ。

夫はいわゆる理系コースを歩んできた。頭は冷静沈着でたいへんなキレものだ。ここぞ、という判断でミスをすることはほとんどないに等しい。たいへん頼もしいのだが本人は今から文系に進みたくて仕方ないのだ。まだ30代だから何か大きな賭けに出てもいいのではないかと私は思う。夫の関心は社会学や哲学や宗教学だ。特に今は宗教学を趣味に勉強している。日本の宗教学者で有名な中村元の本を読み漁っている。

私がいつも驚くのは夫が日々よく寝ることだ。すぐに眠いと言って布団に入ると深い眠りに落ちてしまう。こういう人はもともと根っから頭がいいのだろうか。私は羨ましくてたまらない。

さて、7時半にすがすがしい朝、山手本通りを歩きながらアメリカ山公園を通ってみなとみらい線の元町中華街駅に着いた。電車に乗りながら、もうこれなら間に合う、という落ち着いた気持ちでつらつらと文字を携帯で打っている。そろそろ乗り換えだ。

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