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彼は寝ている  作者: 国見あや
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就寝時間守らなくてごめんね

就寝時間守らなくてごめんね。


今日は金曜の夜だから甘くみてもらって寝る時間延ばしてくれたのにね。


夫が自室へこもり中村元の『日本の思惟方法』を持っていった。私は寝るふりをして、私も自分の部屋の油絵道具をいじっていた。すると、夫は目ざとく見つけ、っていうか彼の親切はよく分かるのだけど、とりあえず私を寝室に連れて、布団を被ったところを見て安心して自室に去って行った。


夫は甘いのかな?私はほどなくして、ダイニングに置いてあるスマホを取りに這い出した。


夫の部屋にはいわゆる勉強するための机と椅子のセットがふたつある。ひとつのセットは私が買ったもの。家具を買うのが好きな私は思わず自分の部屋にもライティングデスクがあるのにも関わらず余分に買ってしまったのだ。そこで、私の部屋よりスッキリしている夫の部屋に置いている。


そして、今、夫はふたつの机を使い分け、ひとつはパソコンを使うとき用に、もう一つは勉強用にとしている。


夫は今夜、自分がいづれ書いてみたいとする本の執筆のために部屋にこもっている。因みに私のこのネット小説、エッセイは夫の善良で謙虚な性格やたまに思い出す彼のユニークな個性を書き留めたり、毎日少しずつ日々感じたそのときそのときの取り留めもないことを記している。何故かたまに気持ちが焦ることがある。どちらかの命が何かをきっかけになくなってしまったりしないかと。


でも、夫は優しくいう、もし死んだらね、最後の言葉は「一緒にいて幸せだった」だよ。

いつでも、どこでも、色んなところに自分の魂はいて、見守っているからね、と。


私は彼に何かメッセージ伝えていたっけ?

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