表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼は寝ている  作者: 国見あや
16/58

学者

夫は目覚めると、寝巻き姿で髪をくしゃくしゃと指でいじりながら掻きむしり起きてきた。夫は普段から朝食を取らない。下手すると会社の昼休みに昼食も食べなかったりする。フルーツジュース、特にグレープジュースはよく飲む。だから絶対に冷蔵庫に常備しておく。

髪をいじりながらやってきた夫は反対の手でヘブライ語の本を持っていた。独学でヘブライ語の本と辞書を取り寄せて勉強している彼。夫はヘブライ語を始めたとき、一日でヘブライ語の文字と読み方、ようするにアルファベットを覚え書くことができ、単語や簡単な会話ができるようになった。こういうとき、私は「はぁー、すごいなー」と本当に彼の集中力と頭の良さに感心するのだ。

夫は夫も私も負け組だとよく言う。「負け組」って流行ったワードだけど、あまり好きではない。私はとりあえず置いといて、夫には頑張って彼らしい生き方をして、学者になりたいのならばいつかはなってもらいたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ