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第06話 なかなかレベルが上がりません…

短めです。しかも話を少し飛ばしました。



 βテスト開始及びログアウトできずにゲームに閉じ込められてから早いことでもう一週間ほど経ちました。


 姉さんからの定期的な連絡でもログアウトできる方法は見つかってないということしか言われていません。


 何はともあれ僕達はこのゲームの中で生活するしかありません。ですので、僕達のPTはひたすらレベル上げをやるしかないわけですが・・・







 (   ̄ っ  ̄ ) ム ゥ







「レベルが全然上がりませんね…」


 あれから一週間ひたすら狩りをし続けたのにもかかわらず上がらなくなっていた。


 最初のころはどんどん上がっていったのですが20を超えたころから調子が悪くなり、30を超えた頃にはもうほとんど上がらなくなって来ました。


 僕達の今のレベルは大体35LVでスキルもかなり充実してきました。僕も特別なユニークスキルを手に入れましたしルナさんも手に入れています。クルスとヴァルサスもかなり強くなっています。ちなみに僕らが今のところトップランカーです。


 ところが、昨日一日レベル上げにいそしみ上がったのは一レベル。今日も一日狩り続けたんですが一レベルも上がりません。


「まあ、仕方ないだろ。っつか適正レベルの狩り場を探す方が難しいな…」


 そうなんです。配られた説明書には初期レベルにはちょうどいい狩り場は載っていたのですが、20レベル以降の狩り場はほとんど載っていなかったんですね…。


 つまり、僕達は適正レベルが低い狩り場で何とかこのレベルまで上げたんですね。今狩っている狩り場の適性は25~30です。


 ダンジョンを探す専門の人達が探してくれてはいますが、そういう人達はレベルがちょっと低いんで護衛として上位のランカーが付いていくことになっています。


 ちなみに明日は僕らが探索に同行することになっています。


「そうね…。でも、明日は見つかるかもしれないし今日行ったグループも見つけてるかもしれないし」


 探索スキルを持つ人たちを守って探索をするのは持ちまわってやることになっています。


 本来ならこんな探索はあり得ないです。オンラインという他人と同じ環境に置かれているのだから人より一歩先に出たいという気持ちもあるはずだった。でも、姉さんの言った言葉によって皆で探索をしているのだ。


『皆、すまないがダンジョンのすべてを回ってみてくれ。ダンジョンによってはログアウトができるかもしれない』


 この言葉で皆で結束した。


 探索のスキルを持っていた人たちをまとめそこに上位のランカーを付け大規模な探索が始まった。と言っても上位の人で探索スキルを持っている人は少なかった。3人いたのでその三人のうち二人は探索で一人はレベル上げをローテーションする。その人に付くのは上位のランカーでそれもローテーション。


 で、その日のうちに探索データをすべてのプレイヤーに送信してレベル上げをしてもらっている。


 戦闘が苦手な人はまとまって街で宿屋や食事処をやっている。


 そうして、ネットワークは構築されて皆で攻略をしている。今、明らかになっている最大レベルのダンジョンが今いるダンジョンであり、ここでのレベル上げにいそしんでいたのである。


 とはいえすべてのプレイヤーが協力してくれているわけじゃないんです…。


 数えるほどですがPK(プレイヤーキラー)をするプレイヤーもいるんです…。実際それで被害を被っている人も多くいます。中には誘拐されて監禁された人もいるそうです。まあ、すぐにつかまりましたが…。でも、PKをする人が消えないことも確かです。


 まあ、PKペナルティが付いていますのでPK(プレイヤーキラー)を無理にやればひどい目に会うのも確かですが…。


 そんなわけで、今日はもう宿に帰ることにしました。ちなみにレベルは上がりませんでした…。







 ( o ^ ∇ ^ o ) ノ







 宿に帰り、食事もとって部屋に戻るとメールで今日の探索データが送られてきていました。


「ルナさん、来ました」


「うん、みたいだね」


 ルナさんと一緒にそのメールを見てみるとなんと適性レベル40程度のダンジョンの発見報告が入ってました。ですが、そのダンジョンは発見できただけで中はまるで探索できなかったそうです。というか帰る直前に見つけたそうです。


「明日はこのダンジョンから探索ですかね?」


「みたいだね。前のグループのPTリーダーからメール入ってない?」


「ちょっと待って下さい……。あ、はい、ありました。

 ええっと…。『明日は君たちがこのダンジョンから探索をしてくれ。というかこのダンジョンは君たちのグループでなければ無理だろうからな』

 だそうです」


「そうか…。明日は久しぶりに新しい敵と戦えるか…。ここ二日はずっと同じ敵を相手していたからな」


「ですね。楽しみです。ルナさん」


「ん?」


「頑張りましょうね」


 満面の笑みを浮かべて言いました。


「あ、ああ。が、頑張ろう」


 何でしょう。ルナさんの顔がすごく赤いです。


「じ、じゃあ寝ようか。明日まともに動けないときついだろうからな」


「はい、ではお休みです」


「ああ、お休み」


 そうして、その日は寝ました。そういえば3日前から姉さんの連絡がないなぁ。


 やっぱり大変なんだよね。僕も頑張らなきゃ。

次回はダンジョン探索です。


モンスターとのバトルを書けたらいいかな…。

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