第14話 ○○の主とかって定番ですよね
ゲームとかアニメ・漫画とかで川の主とか森の主とかって結構定番ですよね。相手にするにあたって、かなりわかりやすい敵になりますし、形骸化されているので作りやすいですし。
そんなわけで今、僕達は森の主と対峙しています。
姉さんに言われたとおりに、なるべく最短ルートで抜けるとそこには大きな石碑というか神殿みたいな場所がありました。相当広い空間で、何かと戦うために用意されたような広さと何もなさでした。
ん?何かと戦うために用意されたような広さと何もなさ?
「まさか……」
そう思った瞬間でした。空から何かが落ちてきました。
どすぅぅぅぅぅん!
揺れます。ぐらぐらしてます。どれだけ重い物が落ちてきたのでしょうか?
砂埃がはれ、そこにいたのは毒々しいほどの紫色をしたものすごい大きな大蛇でした。
「うわぉ。大蛇かよ……」
「さしずめ森の神殿を守る守人。もしくは森の主といったところでしょうかね」
「簡単に言わないでほしいな~。どちらにせよ勝たないといけないんでしょ?」
「ほな。やりましょか。ライトはん、いけますよね?」
「もちろんです。行きましょう」
こうして、ドラゴン戦に続く僕達の大きな戦いは始まりました。
ヾ ( ; ´ ▽ ` A ` ` ア セ ア セ
結論から言いましょう。勝ちました。なんでしょう。あっさりとは言いませんが結構簡単に勝ってしまいました。
何なんでしょうね。あっけない戦いでした。
僕をルナさんで撹乱し、クルスとヴァルサスが着実にダメージを与える。ウィングさんはサポートですね。
これを延々と30分くらい続けてると簡単に勝てました。
まあ、そんなわけで僕達は今、神殿の中にいます。ちなみに、大蛇のドロップアイテムは通常アイテムでした(姉さん曰く、ドラゴンのドロップアイテムは特殊なアイテムだそうです)。
神殿の中にはモンスターはいなくて一直線に進むとそこには大きな像がありました。
何でしょう?このゲームにはあるはずのないと思えるものでした。というか、この像はここには存在していない、そう僕は感じました。ほかの人はそれを感じていないみたいでした。
とりあえず、像の台座にあった魔法陣を起動して森の入口まで戻ろうとしました。ですが、そこで僕はものすごい強い揺れのようなものを感じ意識を落としました。
目を覚ますとそこは真っ白な空間でした。僕は瞬時にここはゲームの中でありゲームの中でない場所、そう思いました。何の疑いもなく、何の答も持たずに信じました。
頭がぼうっとします。何が起きて僕がここにいるのかは分りません。あたりを見回してみるとなんとルナさんがいました。早く気付いてあげればよかったと後悔ましたがどうやら怪我などは一切ないようです。
さて、此処はどこなのでしょうね……。
短いです……。
あと少しで完結までいけそうです。
実は、これの続編とはいきませんがシリーズものとして今構想してるものがあります。これが完結し次第書き始めるのでどうなるかはわかりません。
誤字等がございましたら連絡お願いします。
感想等もお待ちしております。